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植物分子科学

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科目名
平成28年度以降入学者
植物分子科学
科目名
平成27年度以前入学者
光生物学2
教員名 中里勝芳
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 生命科学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 植物の巧みな生命戦略と遺伝子組換えについて学ぶ。
授業のねらい・到達目標 植物は動物と共通の祖先から生まれながら、異なる戦略をとることにより地球上で繁栄してきた。この授業終了段階までに、植物の生命戦略を支えるいくつかの具体的な現象とそれらの機構について分子レベルで学ぶことができる。また、植物の遺伝子組換えの手法と応用例について学ぶことができる。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 板書を中心とした授業であるが、必要に応じてプレゼンテーションツールを使用する。

本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 なし
授業計画
1 ガイダンス:授業のテーマや到達目標および授業の方法についての説明
【事前学習】シラバスを事前に確認すること。
【事後学習】第2回以降の授業に備え、高校教科書レベルの内容を理解しておく。
2 細胞コンパートメント:生体膜の構造と細胞小器官、細胞壁、膜輸送
【事前学習】植物細胞の構造について学習しておく。
【事後学習】種々の細胞小器官について調べる。
3 植物の光合成1:葉緑体の構造と機能
【事前学習】葉緑体の構造と機能について基本的なことを学習しておく。
【事後学習】光合成電子伝達系について調べる。
4 植物の光合成2:カルビン回路
【事前学習】カルビン回路について調べておく。
【事後学習】カルビン回路についてさらに調べ、理解を深める。
5 植物の生命戦略1:フィトクロムによる発生制御
【事前学習】フィトクロムの構造や機能について調べておく。
【事後学習】フィトクロムについて調べ、理解を深める。
6 植物の生命戦略2:オーキシンによる成長制御
【事前学習】植物ホルモンについて調べておく。
【事後学習】オーキシンの役割についてさらに学習する。
7 植物の生命戦略3:ジベレリンによる背丈の調節
【事前学習】ジベレリンの構造と機能について調べる。
【事後学習】ジベレリンの他の役割について調べる
8 植物の生命戦略4:植物病原体に対する応答
【事前学習】植物病原体について調べておく。
【事後学習】非生物的ストレスに対する植物の応答について調べる。
9 植物の生命戦略5:水の長距離輸送
【事前学習】数十メートルの木の最上部まで水が輸送される理由を考えておく。
【事後学習】毛細管現象、浸透圧、水の凝集力について調べる。
10 植物へのさまざまな環境ストレス
【事前学習】植物に対する環境ストレスについて調べる。
【事後学習】植物における基本的な環境ストレス応答の仕組み説明できるようにする。
11 遺伝子組み換えによる塩ストレス耐性植物
【事前学習】遺伝子組み換えについて調べておく。
【事後学習】遺伝子組み換え作物の問題点についてまとめる。
12 植物細胞の死
【事前学習】アポトーシスについて調べておく。
【事後学習】植物細胞の老化について調べ、理解を深める。
13 一連の講義内容について質問を受ける。
【事前学習】理解できないことや疑問点をまとめておく。
【事後学習】理解不足であったことについて調べる。
14 授業内テストおよび解説
【事前学習】講義内容を復習し理解を深めておく。
【事後学習】理解不足であったことについて調べる。
15 植物の戦略について討論
【事前学習】講義内容について疑問点をまとめておく。
【事後学習】討論の際に新たに学んだ事柄について調べ、理解を深める。
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 レポート(10%)、授業内テスト(60%)、授業参画度(30%)
「授業内テスト」は、期末試験で評価する。「授業参画度」は、毎回リアクションペーパー等で評価する。
オフィスアワー 授業終了時教室で又は研究室(本館6階601中里研究室)で対応できるとき

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