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知覚・認知心理学

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平成30年度以降入学者 知覚・認知心理学
平成29年度以前入学者 認知心理学
教員名 厳島行雄
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 認知心理学の領域と研究方法、そして認知心理学研究から明らかにされた高次の精神過程の科学的知識を理解することが本授業のテーマである。また認知過程の様々な段階で起こる障害の様相も授業で講義する。
授業のねらい・到達目標 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】
認知心理学は、それ以前の行動主義、ゲシタルト心理学、精神分析、近接科学であるコンピュータサイエンス、発生認識論、言語学等の影響を強く受けて形成されてきた。では、認知心理学は他の学派や主義とどのように異なるのか。授業では、それらの学派や主義から認知心理学が何を得て、何を放棄したのか、そして何を目指したのかをまず理解する。その後、認知心理学の展開を,視知覚、注意と意識、そして記憶研究を中心に理解することを目指す。授業では高次の精神過程である記憶がどのように説明されてきたのか、そしてこの記憶が自己を支える機能を持つこと、様々な文脈の影響を受け、変容することを理解してほしい。また授業では適宜、参考書を紹介するので、それらを読んで、認知心理学について理解を深めたい。
この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 基本的に講義形式の授業である。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。授業ではデモンストレーションの実験も行う。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
認知心理学の方法、領域、研究法について概説する。

【事前学習】シラバスを読んでおくこと。

【事後学習】認知心理学の形成過程について復習しておくこと。
2 認知心理学の形成:構成主義、機能主義、行動主義、ゲシタルト心理学、精神分析からの影響について


【事前学習】シラバスを読んでおくこと。

【事後学習】認知心理学の形成過程について復習しておくこと。
3 認知心理学の領域と方法論について講義する。

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
4 視知覚1:感覚と知覚:感覚の機能と知覚の形成、感覚・知覚の障害について講義する。

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
5 視知覚2:オブジェクト認知の理論について講義する。

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
6 注意と意識1:注意の機能と理論について講義する。

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
7 注意と意識2:注意処理の限界と注意の障害

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
8 記憶1:記憶モデルの発展:ボックスアプローチ、処理水準、転移適切性処理

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
9 記憶2:記憶の過程:感覚記憶・短期記憶・長期記憶:記憶の障害を示すケース研究の講義を含む

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
10 記憶3:知識の表象と体制化


【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
11 言語1:言語と思考の心理学

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
12 言語2:認知・思考の障害:神経心理学からのアプローチ

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
13 現実世界における記憶1:記憶の誤りを科学する:事後情報効果と誘導効果について講義する。

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
14 現実世界における記憶2:情動と記憶の相互作用について講義する。

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
15 現実世界における記憶3:記憶における社会的影響:記憶における同調効果研究について講義する。

【事前学習】指定した参考書の当該箇所を読んでおくこと。

【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。
その他
教科書 教科書は使用しない。
参考書 小海宏之 『神経心理学的アセスメント・ハンドブック』 金剛出版 2015年
ゴールデン 『高次脳機能検査の解釈過程』 協同医書出版社 2004年
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、授業内テスト(30%)
授業内テストは各テーマの学習が終了した時点で実施し、それを評価の対象とする。
オフィスアワー ガイダンスにて提示する

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