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科目名 | 認知心理学実験2 | ||||
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教員名 | 望月正哉 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 実験を学び,実験で学ぶ認知心理学 |
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授業のねらい・到達目標 | 認知心理学では,目には見えない心のメカニズムを明らかにしていくために,実験的手法が多用されている。この授業では,認知心理学実験1で学習した内容も踏まえ,研究(実験)の立案,作成,実施,分析,報告を行い,自ら研究を実施できることを目標とする。 この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。 |
授業の方法 | 本授業では,グループごとに独自に研究テーマを定め,文献研究,作業仮説の立案,実験計画の立案,実験の実施,結果の分析,実験の報告を行う。各授業の最後にグループごとに次週までの課題について話し合う。その話し合いに基づいた課題を遂行しておく必要がある。なお,実験は授業時間外に実施することが多いため,グループ内でよく話し合い,役割分担ができるようにしておくこと。 作業のそれぞれのポイントで進捗状況の報告を求めるので,その時点での状況をきちんと把握し,相対的に遅れている場合にはグループ内で連携をとり,作業を進める必要がある。なお,本授業の事前・事後学習は,それぞれ2時間程度を目安とするが,テーマや授業中の作業により,それよりも多い時間が必要となることがある。 |
履修条件 | 履修条件を読んでいる者。認知心理学実験1を履修していること。認知心理学実験1同様に作業量が多いことに十分留意し,心理学における実験的検討に興味をもつ者のみの履修を求める。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法の説明とグループ決め 【事前学習】 後期の研究テーマに関連する文献を探す 【事後学習】 授業内での議論を基にさらに関連文献を探す |
2 |
グループワーク:文献調査,作業仮説の立案,実験計画の検討 【事前学習】 関連文献から,どのようなテーマとするか議論しておく 【事後学習】 仮説・研究計画を基に必要な作業をまとめておく |
3 |
グループワーク:実験刺激の準備 【事前学習】 刺激の作成の際にどのような作業が必要かをメンバー内で相談しておくこと 【事後学習】 作成した刺激に妥当性・信頼性があることを確認する |
4 |
研究計画の発表 【事前学習】 発表用の資料を作成しておくこと 【事後学習】 授業で指摘された内容をもとに修正した研究計画を修正する |
5 |
グループワーク:問題点の見直しと実験準備 【事前学習】 前週の議論をもとに,最終的な研究計画を決定しておく 【事後学習】 完了していない実験準備の作業方針を立てる |
6 |
グループワーク:実験用プログラムの作成 【事前学習】 前期に使用したプログラムを参照し,作成方法について復習しておくこと 【事後学習】 実験プログラムを完成させておくこと |
7 |
グループワーク:予備実験の実施 【事前学習】 実験プログラムが可動することを確認する 【事後学習】 データを分析し,結果を確認する |
8 |
グループワーク:問題点の見直しと本実験の準備 【事前学習】 予備実験の結果から,修正点・改善点を見出しておくこと 【事後学習】 実験プログラムを含め,実験全体が計画通りに遂行可能なことを確認する |
9 |
グループワーク:本実験の実施(1) 【事前学習】 実験プログラムの他に,実施に必要な用紙等を準備しておくこと 【事後学習】 予定したサンプルサイズとなるよう参加者を募集する |
10 |
グループワーク:本実験の実施(2) 【事前学習】 既に収集済みのデータを整理しておくこと 【事後学習】 データが分析可能な状態になっていることを確認する |
11 |
グループワーク:実験データの分析 【事前学習】 前期の内容を復習し,必要な分析方針を立てておくこと 【事後学習】 あとで議論しやすいように,図表・統計値をまとめるとともに,重要なポイントを文章でまとめる |
12 |
グループワーク:実験結果のまとめ 【事前学習】 分析結果から,考察をグループ内で議論しておくこと 【事後学習】 主張できる内容をポスター発表用に文章でまとめる |
13 |
グループワーク:発表資料の準備 【事前学習】 発表に必要となる文献,データを準備し,発表用ポスターの作成を進める 【事後学習】 ポスターを完成させる |
14 |
グループワーク:発表予行 【事前学習】 完成したポスターを提出し,あらかじめ教員の添削を受けておくこと 【事後学習】 ポスターを修正するとともに,発表の練習をする |
15 |
研究発表と討議 【事前学習】 完成したポスターをもとに,スムーズな発表ができるよう追加資料等を準備しておくこと 【事後学習】 一連の研究で従業だと考える作業をまとめ,グループ内で共有する |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 研究課題にもとづいてグループごとに適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(40%)、授業内発表(ポスター発表)(30%)、レポート(研究計画書)(30%) 授業参画度は半期通じて行うグループ課題における関与度によって評価する。授業内発表は15回目に行うポスター発表に対する評価に基づく。レポートはグループで作成し,4回目に発表される研究計画に基づく。 |
オフィスアワー | 金曜5限 本館4階心理学科研究室403(04500)。それ以外では初回授業で連絡先を伝える。 |