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科目名 | スポーツ社会学1 | ||||
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教員名 | 水上 博司 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 本授業では、人間の社会生活において、スポーツがどのような生活需要から誕生し、「近代」スポーツへと発展してきたのか、スポーツの源流からの発展史的変遷を社会の側から解釈することで「スポーツとは何か」を理解する。その上で近代スポーツの成立条件を⑴スポーツ文化、⑵スポーツ技術、⑶スポーツ倫理、⑷スポーツ用具の4つの視点から学ぶ。加えて①プレイ論、②スポーツ文明化論、③スポーツ空間論の理論枠組みを用いて「スポーツとは何か」についてさらなる理解を深める。 |
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授業のねらい・到達目標 | 本授業では、「スポーツとは何か」を受講生自らが説明できるようにする。とくに、受講生の過去のスポーツ実践や現在のスポーツ実践が、スポーツの成立条件を充足するものになっているか、受講生自らが自己検証できる認識枠組みを持てるようにする。また、スポーツとは何か、を説明するためには、複数の理論枠組を用いたアプローチが存在していることを十分に理解した上で、それらを日本社会におけるスポーツ享受の特徴を実例にしながら説明できるようにする。その際、西側西欧社会の生活と暮らしと日本社会の生活と暮らしを比較しながら社会需要に対するスポーツ実践の諸相が異なることも併せて説明できるようにする。この科目は文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP1,DP2及びカリキュラムポリシーCP1,CP2,CP3,CP9,CP10に対応しています。 |
授業の方法 | 受講生には、講義ノートを配布する。講義ノートは【事前学習】においてはリサーチしておくべき事柄を事前理解し、講義においては提示されたパワーポイント資料およびDVD等の映像資料にもとづいてノートテイクをし、リアクションペパー(受講カード)に講義の感想を記す。【事後学習】においては講義ノートの指定ページに学んだことを記して受講履歴を残すようにする。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | なし。「スポーツ社会学2」を受講する学生は履修すること。 |
授業計画 | |
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1 |
本講義の到達目標と講義の方法および配布する講義ノートとリアクションペーパー(受講カード)の活用方法について説明する。 【事前学習】 シラバスを事前に確認しておくこと。 【事後学習】 次週の講義内容は講義ノートの2ページ「スポーツと西側帝国主義」がテーマなので、このページを読んで予習をしておくこと。 |
2 |
「スポーツと西側帝国主義」について講義をする。有閑階級とスポーツやスポーツの植民地支配について解説。 【事前学習】 講義ノートの2ページ「スポーツと西側帝国主義」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート2ページの内容を講義ノートの5ページに整理し、説明できるようにする。 |
3 |
「スポーツになっているとは・・」「社会の中のスポーツ」について講義する。国策とスポーツ、メディアとしてのスポーツについて解説。 【事前学習】 講義ノートの3ページ「スポーツになっているとは」と4ページ「無色透明なスポーツ」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート3ページと4ページの内容を講義ノートの5ページに整理し、説明できるようにする。 |
4 |
「近代スポーツ」について講義する。アレン・グードマンの近代スポーツの概念について解説。 【事前学習】 講義ノートの6ページ「近代スポーツ」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート6ページの内容を講義ノートの9ページに整理し、説明できるようにする。 |
5 |
「スポーツの文明化(興奮と良心)」について講義する。身体文化としての興奮の探求と良心の形成について解説。 【事前学習】 講義ノートの7ページ「スポーツの文明化(興奮と良心)」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート7ページの内容を講義ノートの9ページに整理し、説明できるようにする。 |
6 |
「スポーツとジェントルマン育成」について講義する。スポーツの誕生とパブリックスクールのスポーツを解説。 【事前学習】 講義ノートの8ページ「スポーツとジェントルマン育成」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート8ページの内容を講義ノートの9ページに整理し、説明できるようにする。 |
7 |
「スポーツが成立する条件」「3つの思想と人間尊重の原理」について講義する。近代スポーツ成立の条件とスポーツマンシップ、アマチュアリズムを解説。 【事前学習】 講義ノートの10ページ「スポーツが成立する条件」と11ページ「3つの思想と人間尊重の原理」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート10ページと11ページの内容を講義ノートの13ページに整理し、説明できるようにする。 |
8 |
「日本のスポーツ文化享受(1)(2)」について講義する。スポーツの社会的機能と勝利至上主義、国技としての相撲と柔道の生成・発展を解説。 【事前学習】 講義ノートの12ページと14ページ「日本のスポーツ文化享受(1)(2)」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート12ページと14ページの内容を講義ノートの17ページに整理し、説明できるようにする。 |
9 |
「プレイ論とスポーツの私事性」について講義する。ホモ・ルーデンス、竹之下休蔵のプレイ論を解説。 【事前学習】 講義ノートの15ページ「プレイ論とスポーツの私事性」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート15ページの内容を講義ノートの17ページに整理し、説明できるようにする。 |
10 |
「オリンピズム」について講義する。古代オリンピックとクーベルタンの思想を解説。 【事前学習】 講義ノートの16ページ「オリンピズム」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート16ページの内容を講義ノートの17ページに整理し、説明できるようにする。 |
11 |
「Tokyo2020とスポーツ政策」について講義する。オリンピックと政治、オリンピック・アジェンダ2020を解説。 【事前学習】 講義ノートの18ページ「Tokyo2020とスポーツ政策」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート18ページの内容を講義ノートの21ページに整理し、説明できるようにする。 |
12 |
「スポーツ空間の人間学」について講義する。役割行為と役割演技、コートの中、コートの外空間の社会的機能を解説。 【事前学習】 講義ノートの15ページ「スポーツ空間の人間学」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート19ページの内容を講義ノートの21ページに整理し、説明できるようにする。 |
13 |
「「コートの外」の機能」について講義する。スポーツ空間の役割理論を解説。 【事前学習】 講義ノートの20ページ「「コートの外」の機能」を読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート20ページの内容を講義ノートの21ページに整理し、説明できるようにする。 |
14 |
「プレイ論」「スポーツの文明化論」「スポーツ空間論」の関係性を整理し、これらの理論枠組みに基づいて論じるスポーツ論の社会的意義を解説する。 【事前学習】 講義ノートの7、15、19ページを読んで疑問点や関連情報を事前リサーチしておくこと。 【事後学習】 講義ノート7、15、19ページの内容を講義ノートの21ページに整理し、説明できるようにする。 |
15 |
試験と解説 【事前学習】 講義ノートを活用して第2回から第14回の講義内容を復習すること。 【事後学習】 試験で出題された講義内容を講義ノートの54ページに整理し、説明できるようにする。 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 授業中に推薦図書を紹介する |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%) 受講生は、毎時講義終了後にリアクションペーパー(受講カード)を提出します。リアクションペーパーは授業参画度の評価対象となります.なお,授業開始時にリアクションペーパーを受理できない場合には遅刻の扱いになります. |
オフィスアワー | 授業終了後、教室にて質問等受け付ける。 |