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科目名 | 身体表現論 | ||||
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教員名 | 高山昇 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 日常的な社会生活における非言語表現をテーマに授業を行います。 パフォーマンス学(日常生活における演技性)、社会学、心理学などの先行研究を解説しながら、各回の授業テーマについて講義します。また、講義内容を可能な限り実験的に検証するとともに、非言語表現のコントロールについても個別・具体的な演習を実施します。 |
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授業のねらい・到達目標 | 円滑なコミュニケーションや人間関係づくりのための非言語表現について、言語と非言語の関係性や相互作用、応用範囲を理解できること。場面や役割に応じて、自らの振る舞いがコントロールできること。さらに、これらの知識や技能を自身の日常的な社会生活に採り入れていくことを授業のねらいとします。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP6に対応しています。 |
授業の方法 | 教科書、配布印刷物、パワーポイントによる講義。グループワークやアクティングアウト(特定の場面を演じ合ったり、観合ったりする活動)による演習。履修者の提出物を活用したリフレクション(授業の振り返り)を実施します。 授業と平行して、各回のリフレクションシート(授業の振り返りレポート)と人物観察のレポートが課題となります。第13週目には筆記試験と解説を授業内で実施します。第14週目は学内共通LMS(学習管理システム)のBlackboard等のメディアを利用して、質疑応答等及びフィードバックを行います。 本授業の事前・事後学習は以下の項目です。レポートの提出時期などによって異なりますが、1回あたりの授業に平均して2時間の事前・事後学習が必要となります。 ・授業前に教科書の指定範囲を熟読し、質問事項をまとめておく。(60 分程度) ・授業計画で指示されている[事前学習]と[事後学習]を実施する。(30 分程度) ・授業後に教科書の該当箇所を読み直し、リフレクションシートを作成する。(60 分程度) ・授業時に提示された課題を提出期限までに仕上げる。(90 分程度) |
履修条件 | 希望者が150名を超えた場合は、第1回授業時に履修者の選抜を行います。総合教育科目という科目カテゴリーの性質上、選抜の優先順位は1年生、2年生、3年生、4年生の順とします。選抜が行われた場合、第2回授業以降の履修希望は受け付けられません。希望者は、必ず第1回の授業ガイダンス(授業テーマ、到達目標及び授業方法についての説明)に出席して下さい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業の概要、到達目標及び授業方法についての説明) 自分を演出するという考え方 [事前学習] 受講前にシラバスを熟読しておく。 [事後学習] 教科書を購入し、全体を通読しておく。 |
2 |
パフォーマンス学① パフォーマンス~日常生活における演技性 [事前学習] 教科書7-12ページを熟読し、質問事項をまとめておく。 [事後学習] 講義内容を振り返り、リフレクションシートを作成する。 |
3 |
パフォーマンス学② パフォーマンス学の概念と構成~自己表現はトレーニングで上達する [事前学習] 教科書13-18ページを熟読し、質問事項をまとめておく。 [事後学習] 講義内容を振り返り、リフレクションシートを作成する。 |
4 |
自己開示と自己呈示① 自己の開示と呈示、その互恵性~意図的な自己表現と会話場面におけるプレッシャー [事前学習] 教科書19-28ページを熟読の上、質問事項をまとめておく。25,26ページの質問紙を記入する。 [事後学習] 講義内容を振り返り、リフレクションシートを作成する。 |
5 |
自己開示と自己呈示② 自己監視と羞恥~場面に応じた行動をコントロールする [事前学習] 教科書29-40ページを熟読の上、質問事項をまとめておく。33,40ページの質問紙を記入する。 [事後学習] 講義内容を振り返り、リフレクションシートを作成する。 |
6 |
自己開示と自己呈示③ ペルソナ論とアイデンティティー~社会的な自己を思考・制御する 【演習1 意図的な自己演出】 [事前学習] 教科書41-47ページを熟読し、質問事項をまとめておく。45ページの自己紹介パネルAを記入し、演習の準備をしておく。 [事後学習] 講義・演習内容を振り返り、リフレクションシートを作成する。 |
7 |
言語表現① 言語は非言語との掛け算~非言語が言語情報を誘導する 【演習2 シナリオを読む】 [事前学習] 教科書48-56ページを熟読し、質問事項をまとめておく。49-55ページのシナリオは、2,3回通読してストーリーを把握しておく。 [事後学習] 講義・演習内容を振り返り、リフレクションシートを作成する。 |
8 |
言語表現② 会話における暗黙のルール~発言権のメカニズム 【演習3 うなずき効果】 [事前学習] 教科書57-62ページを熟読し、質問事項をまとめておく。 [事後学習] 講義・演習内容を振り返り、リフレクションシートを作成する。 |
9 |
非言語表現① 顔と視線~表情とアイコンタクトによって印象が形成される 【演習4 情緒表出】 [事前学習] 教科書63-67ページを熟読し、質問事項をまとめておく。 [事後学習] 講義・演習内容を振り返り、リフレクションシートを作成する。 |
10 |
非言語表現② 凝視効果~見ること・見ないことによって生まれる感情 【演習5 視線と凝視を操作する】 [事前学習] 教科書68-73ページを熟読し、質問事項をまとめておく。 [事後学習] 講義・演習内容を振り返り、リフレクションシートを作成する |
11 |
非言語表現③ 対人距離~距離と位置が人間関係を表す 【演習6 会話における距離と角度】 [事前学習] 教科書74-81ページを熟読し、質問事項をまとめておく。 [事後学習] 講義・演習内容を振り返り、リフレクションシートを作成する。 |
12 |
非言語表現④ 身体~姿勢と動作が人間関係に与える影響 【演習7 静止画】【エクササイズ】 [事前学習] 教科書82-86ページを熟読し、質問事項をまとめておく。 [事後学習] 講義・演習内容を振り返り、リフレクションシートを作成する。 |
13 |
復習と解説① 授業内試験と解説 [事前学習] 教科書全体を再読し、各回のテーマについて確認しておく。 [事後学習] 重要事項について、項目ごとに整理しておく。 |
14 |
復習と解説② 人物観察シートの作成について、質疑応答等及びフィードバックを行う。 [事前学習] 人物観察を2回実施する。 [事後学習] 教科書から個別の課題を設定し、重要事項についてまとめておく。 |
15 |
復習と解説③ 講義内容のまとめと補足。演習の復習と解説。 [事前学習] 人物観察シートを作成し、提出の準備をする。 [事後学習] 教科書、プリント、リフレクションシートを本講座のポートフォリオとして整理しておく。 |
その他 | |
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教科書 | 高山 昇 『入門パフォーマンス~ The performance of Self in Social Role』 作品舎 2019年 第1版 ※ 履修者の選抜が行われる可能性があります。教科書は履修が確定してから購入して下さい。 ※ 教科書は講義、演習、試験で使用します。必ず購入し、第2回授業から持参して下さい。 |
参考書 | 齊藤 勇 『対人コミュニケーションの心理 (対人社会心理学 重要研究集3)』 誠信書房 1987年 第6版 リチャード・シェクナー 著 高橋雄一郎 訳 『パフォーマンス研究』 人文書院 1998年 第1版 E.ゴッフマン 著 石黒毅 訳 『行為と演技 日常生活における自己呈示 (ゴッフマンの社会学1)』 誠信書房 1989年 第7版 ※ 購入すべき参考書はありません。必要に応じてプリントを配布します。 ※『行為と演技』は既に絶版です。図書館などで検索して下さい。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、リフレクションシート(40%)、人物観察レポート(10%) 授業内の筆記試験、リフレクションシート4回分、人物観察レポートを総合し、60%以上の得点者を合格とします。授業や成績に関わる不正行為には厳正に対処します。 |
オフィスアワー | 質問等には授業の前後、使用教室にて応じます。 |
備考 | 授業期間中は、毎回の授業の振り返りと次週授業の予習が授業時間外課題となります。リフレクション・シートの作成と教科書指定範囲の熟読を怠らないようにして下さい。また、提出物は指定された期日を厳守して下さい。各回の講義内容に関する変更はありませんが、授業の進行状況によって前後することがあります。演習については、授業の進行や受講者の興味・関心によって回数、内容、方法を決定し、実施していきます。 |