検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
科目名 | 教育の方法・技術論 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 田村恵美 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 本講義の目的は、教育方法の基礎的な知識と技術を習得することである。近年の学校教育をめぐる様々な教育課題を踏まえたうえで、日本をはじめ先進諸国における教育方法の理論と歴史の理解を深めることを目指す。また、授業実践の事例を参考にしながら、教育の目的に適した基礎的な指導技術を学ぶことにより、地域の実情や子どもの興味・関心に即した授業を行えるための実践力を身に付ける。 |
---|---|
授業のねらい・到達目標 | 1.教育方法に関する基礎的な理論と歴史を説明することができる。 2.学校教育をめぐる諸課題を踏まえた上で、学習指導要領に基づきながら、適切な教育方法を用いることができる。 3.専門職としての教師という立場から様々な教育実践の原理や指導技術を理解し、実践することができる。 |
授業の方法 | 1.授業の方法は、基本的にはパワーポイントを用いた講義形式で行うが、受講者数に応じてグループワーク、ディスカッションを行う。 2.第8回、第9回の「諸外国の教育方法」では受講者に問題解決学習を進めてもらい、発表とミニレポートの作成を課す。初回の講義で、この講義内容に関するガイダンスを行うため、初回を欠席する場合は、tamura.class[アット]gmail.comまで必ず連絡をすること。連絡がなく欠席した場合、履修を認めないこともあるため注意すること。 3.多様な教育実践があることを理解し、自身のこれまでの教育経験を相対化することを目指すことから、テーマに関連のある授業実践の映像資料を用いての講義も行う。 4.講義の計画は、受講者の関心や理解度などに応じて、適宜トピックや講義の順序を変更することがある。 5.本講義の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス―本講義の進め方や評価方法などの全体的な説明 【事前学習】シラバスを事前に確認すること。 【事後学習】講義中に作成するコンセプトマップを完成させること。 |
2 |
教育方法学の固有性 【事前学習】第2回以降の授業に備え、教育学関連の既習事項を復習しておくこと。 【事後学習】参考書①pp.1-8を熟読すること。 |
3 |
学習指導要領の変遷と現在の教育課題 【事前学習】配布資料を用いて、学習指導要領の変遷について年表にまとめること。また、教科書①と②に記載されている「前文」を熟読すること。 【事後学習】講義中に紹介する映像資料を閲覧し、現在の教育課題について整理すること。 |
4 |
教育方法の理論と歴史(1)戦前における教育方法 【事前学習】参考書①pp.12-41を1~2回通読し、疑問点をメモしておく。 【事後学習】参考書①pp.12-41のキーワードをノートにまとめ、説明できるようする。 |
5 |
教育方法の理論と歴史(2)戦後における教育方法 【事前学習】参考書①pp.43-71を1~2回通読し、疑問点をメモしておく。 【事後学習】参考書①pp.43-71のキーワードをノートにまとめ、説明できるようする。 |
6 |
日本の教育方法(1)学力論争の視点から「総合学習」の実践を考える 【事前学習】教科書①と②から「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の目標を調べ、それらがどのような領域かを説明できるようにしておく。 【事後学習】配布資料と映像資料から、自分の教育経験と照らし合わせながら、自分なりに講義中に扱った教育実践の価値を解釈し、ノートにまとめること。 |
7 |
日本の教育方法(2)学習環境の視点から「オープンスクール」の実践を考える 【事前学習】「オープンスクール」とは何かを配布資料から読み解くこと。 【事後学習】配布資料と映像資料から、自分の教育経験と照らし合わせながら、自分なりに講義中に扱った教育実践の価値を解釈し、ノートにまとめること。 |
8 |
諸外国の教育方法(1)アメリカ・イギリス 【事前学習】配布資料からグループワークの方法を理解すること。 【事後学習】講義の最後にグループごとに次週までの課題について話し合う。その話し合いに基づいた課題を遂行しておくこと。 |
9 |
諸外国の教育方法(2)フランス・ドイツ 【事前学習】自分が担当した学習項目について、講義中にグループの仲間に向けて説明できるようにしておくこと。 【事後学習】講義の最後にグループごとに次週までの課題について話し合う。その話し合いに基づいた課題を遂行しておくこと。 |
10 |
授業分析の理論と方法 【事前学習】参考書②pp.33-46を1~2回通読し、疑問点をメモしておく。 【事後学習】参考書②pp.33-46のキーワードをノートにまとめ、説明できるようする。 |
11 |
主体的な学びの意義と方法論 【事前学習】次期学習指導要領で目指されている「主体的・対話的で深い学び」とは何か、文部科学省のHP等から調べ、まとめておくこと。 【事後学習】配布したワークシートを完成させておくこと。 |
12 |
優れた授業に学ぶ(1)授業分析:主体的・対話的で深い学びの観点から 【事前学習】配布した授業記録を通読し、内容を分節化しておくこと。 【事後学習】映像資料と授業記録から、教師と子どもの発言に注目して、自分なりに授業分析を行うこと。 |
13 |
優れた授業に学ぶ(2)授業分析:発問・板書の技術、情報機器の活用 【事前学習】配布した授業記録を通読し、内容を分節化しておくこと。 【事後学習】映像資料と授業記録から、教師と子どもの発言に注目して、自分なりに授業分析を行うこと。 |
14 |
教育評価の理論と方法 【事前学習】参考書①pp.219-240を1~2回通読し、疑問点をメモしておく。 【事後学習】参考書①pp.219-240のキーワードをノートにまとめ、説明できるようする。 |
15 |
総括―教職の専門性と学びの省察 【事前学習】第2~14回の内容を復習すること。 【事後学習】学修した内容の整理をする。 |
その他 | |
---|---|
教科書 | ① 文部科学省 『中学校学習指導要領解説 総則編』 (平成29年改訂 文部科学省) ② 文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 総則編』 (平成30年改訂 文部科学省) |
参考書 | ① 田中耕治・鶴田清司・橋本美保・藤村宣之編 『新しい時代の教育方法』 有斐閣 2012年 第1版 ② 佐藤学 『教育方法学』 岩波書店 1996年 第1版 ※購入は必須ではないが、講義内容の理解を深めるうえで有益である。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(60%)、授業参画度(40%) ※試験には、講義内の小テストが含まれる。 ※授業参画度には、受講態度・リアクションペーパー・ミニレポート・発表などが含まれる。 |
オフィスアワー | 講義終了時。 |