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平成29年度以降入学者 | 社会科・公民科教育法Ⅱ | ||||
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平成28年度以前入学者 | 公民科教育法Ⅱ | ||||
教員名 | 杉森知也 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 生徒理解に基づきながら適切に授業を設定するための基礎的な方法の理解と、模擬授業と批評会の往還を通して授業改善に取りくむ姿勢と方法を獲得する。 また、高校での教員経験をもとに、社会科系の授業計画を作成していくための基礎的知識と実践力を育成する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 1)生徒の実態を踏まえた授業設計の重要性とその方法論を把握する。 2)社会科(公民科を含む)教育で効果的なICTの活用や教材開発の方法を理解し、授業に活かすことができる。 3)実践的な授業を想定して授業計画をたて、適切な学習指導案を作成することができる。 4)模擬授業とその振り返りを通して、授業の多様な見方に触れるとともに、これを授業改善に活かす意義を理解できる。 5)授業実践を研究する方法や意味を理解して、自己の成長につなげようとすることができる。 この科目は文理学部(学士( 学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP4,DP5,DP6,DP7,DP8,DP9,DP10,DP11及びカリキュラムポリシーCP1,CP2,CP3,CP4,CP5,CP6,CP7,CP8,CP9,CP10,CP11に対応しています。 |
授業の方法 | (1)プレゼンテーションの方法 配布プリント、インターネット (2)授業形態 学習指導案の作成と教材研究の方法等については、講義を中心に実施する。模擬授業と批評会は、6名グループでおこない、模擬授業は50分で実施する。授業者以外が批評会の司会を担当し、出された指摘をまとめて、次回の授業開始時にレポートとして提出する。 |
履修条件 | 社会科・公民科教育法Ⅰを修得済み、または履修してること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス: 「良い授業」を振り返る 【事前学習】中学校・高校で受けた「良い」授業を振り返っておくこと 【事後学習】講義をもとに、「良い」授業の要件を整理し、次回の授業で提出すること |
2 |
授業の設計①学習集団と教材の種類 【事前学習】社会科で活用できる「教材」を考えておくこと 【事後学習】授業で配布するプリントを完成させること |
3 |
授業の設計②ICTの活用で何が変わるか 【事前学習】ICTとは何か、インターネット等で調べておくこと 【事後学習】授業で扱ったアプリの使用法をさらに深く調べること。可能であれば、アプリをダウンロードして活用してみる |
4 |
授業の設計③板書計画とノート指導 【事前学習】中学校や高校の黒板の大きさと、教室の大きさを調べておくこと。どのようなノートやプリントに「作成する意欲」が沸いたか思い起こしておくこと 【事後学習】復習しやすいノートとはどのようなものか、自分なりに整理しておくこと |
5 |
学習指導案の書き方①単元指導計画と学習指導案 【事前学習】単元指導計画と学習指導案の違いを調べておくこと 【事後学習】模擬授業をおこなおうとする単元・1時間分の授業の範囲を考えておくこと |
6 |
学習指導案の書き方②生徒理解と評価規準 【事前学習】評価規準とは何か、インターネット(特に、国立教育政策研究所)で調べてくること 【事後学習】卒業した中学校または高校のクラスを想定して「生徒理解」のポイントを考えてみる |
7 |
授業実践の省察: 実践研究の方法と動向 【事前学習】模擬授業をおこなおうとする単元・1時間分の授業の範囲を深めておくこと 【事後学習】講義をもとに、学習指導案を作成しておく |
8 |
模擬授業と批評会①発声と体の向き 【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習しておくこと 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう |
9 |
模擬授業と批評会②生徒への目線 【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習しておくこと 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう |
10 |
模擬授業と批評会③発問を精選する 【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習しておくこと 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう |
11 |
模擬授業と批評会④チョークの使い方 【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習しておくこと 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう |
12 |
模擬授業と批評会⑤板書を見直す 【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習しておくこと 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう |
13 |
模擬授業と批評会⑥生徒の「つぶやき」を拾うということ 【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習しておくこと 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう |
14 |
模擬授業の実践を振り返る(学習指導案の修正作業) 【事前学習】自己と他者双方、出された課題を踏まえて、自分が担当した箇所の学習指導案を修正すること 【事後学習】修正作業をさらに進めること |
15 |
まとめ: 社会科を通して生徒にどのような力を育むのか 【事前学習】社会科・公民科を通してどのような力を育みたいのか、そのためにどのような授業や指導が必要なのかを考えておくこと 【事後学習】授業で書いたものをもとに、さらに内容を深めること |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『中学校学習指導要領解説 社会編(2017年)』 2017年 文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 公民編(2009年,2014年一部改訂)』 2014年 『新編新しい社会 公民』 東京書籍 『高校政治経済 新訂版』 実教出版 『高等学校学習指導要領解説 公民編』は、最新のものが出れば製本されたものを用意すること。出なければ、文部科学省HPから上記のものをダウンロードして印刷して持参すること。 その他、資料は適宜、配布する。 |
参考書 | 授業時に、適宜、紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(30%)、レポート(60%)、授業参画度(10%) 模擬授業(試験:30%)、学習指導案および作成教材(レポート:60%)、批評会レポートと参加姿勢(授業参画度:10%)を総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 火曜日・水曜日・木曜日の授業以外の時間帯でおこなう。本館4F04350研究室。 |