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教育学演習2

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科目名 教育学演習2
教員名 広田照幸
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 必修
授業概要 教育学を学ぶための基礎的知識を習得させつつ、大学でのアカデミックな学修に必要なスキルを併せて修得させる。なお、自治体での教員の研修講師や組合での研修講師をたくさんこなしてきた経験を踏まえて、知識やスキルの修得に関しては、現場の教員に必要になる知識やスキルが何であるかを重視しつつ、授業を進める。
授業のねらい・到達目標 この授業では、「教育学基礎論/自主創造の基礎1・2」で学んだことを使いこなしながら、具体的な課題を調べ、考察し、考えるためのさまざまなスキルを身につけ、教育学についての理解を深めていく。
 次の項目について十分習得することが期待される。ディスカッションの仕方/統計データを批判的に読む読み方/メディア報道を批判的に読む/インターネット情報の引用ルール/インターネットでの本の買い方/文科省や教委のHPの活用法/英文HPの検索と閲覧/「国立国会図書館サーチ」(NDL Search)の活用法/CiNii及びJ-STAGEの利用/図書館間相互貸借(ILL)での文献入手/パラグラフ・ライティングの仕方など。
後期のこの授業では、教育学における標準的な学術的文章の文章の書き方のさまざまな技法を学んで知的な文章の書き方を習得するとともに、教育学に関わる主題を継続的に学習しながら、それをレポートをまとめていくための作業を行う。


この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP1,CP4,CP7に対応しています。
授業の方法 この授業では、学生が数人ずつの小グループに分かれ、毎回与えられた課題を協働してこなしながら、報告・討議を行い、アカデミックスキルを習得していく。本授業の事前・事後学習は、合わせて1時間の学習を目安とします。
履修条件 なし。
授業計画
1 後期の授業及びレポート課題の説明
 講義でアカデミックなスキルを活用したレポートをまとめるためにどういうスキルを身に付ける必要があるのかを理解する。
【事前学習】シラバスを事前に確認する。
【事後学習】自分がこれから身に付けるスキルの意義を確認するとともに、本を読んだり情報を集めたりして、グループで選択した主題への関心を高める。
2 問いを立てるスキル――各自の問いの深め方
 自由に主題を絞り込むレポートでは、問いの立て方(絞り方)が重要になるので、グループワークで問いを立てるスキルを習得していく。
【事前学習】グループごとに決めたレポートの主題(テーマ)に関して、自分なりに問題意識をもって勉強を進めておく。
【事後学習】 グループワークを通して習得したスキルを用いて、自分が取り組む主題に関する勉強を深めながら、自分なりにテーマを絞り込んでいく。
3 学術論文を読みこなして教育を考える(1)
 指定された論文を特定の担当者が全体に向けて報告し、討議する。その後グループワークで内容と形式に関する理解を深める。それを通して、論文を読んで自分の議論に必要な論点や素材を抜き出すスキルを身に付ける。
【事前学習】指定された論文を読み、特定の担当者はその内容を紹介するためのレジュメを作ってくる。他の受講者は、グループワーク向けにコメントレジュメを用意する。 
【事後学習】自分が読んだ論文の中身と議論やグループワークを振り返り、自分のテーマのレポートにどう生かせるかを考える。
4 学術論文を読みこなして教育を考える(2)
 指定された論文を特定の担当者が全体に向けて報告し、討議する。その後グループワークで内容と形式に関する理解を深める。それを通して、論文を読んで自分の議論に必要な論点や素材を抜き出すスキルを身に付ける。
【事前学習】指定された論文を読み、特定の担当者はその内容を紹介するためのレジュメを作ってくる。他の受講者は、グループワーク向けにコメントレジュメを用意する。 
【事後学習】自分が読んだ論文の中身と議論やグループワークを振り返り、自分のテーマのレポートにどう生かせるかを考える。
5 学術論文を読みこなして教育を考える(3)
 指定された論文を特定の担当者が全体に向けて報告し、討議する。その後グループワークで内容と形式に関する理解を深める。それを通して、論文を読んで自分の議論に必要な論点や素材を抜き出すスキルを身に付ける。
【事前学習】指定された論文を読み、特定の担当者はその内容を紹介するためのレジュメを作ってくる。他の受講者は、グループワーク向けにコメントレジュメを用意する。 
【事後学習】自分が読んだ論文の中身と議論やグループワークを振り返り、自分のテーマのレポートにどう生かせるかを考える。
6 知的な文章を書く1――パラグラフ・ライティング
 宿題を報告したあと、パラグラフ・ライティング、主張と根拠・事例の活用について、講義とグループワークを行い、論理的な文章の最小単位を自分で書けるようにする。
【事前学習】高校までの作文教育で学んだものを振り返ってみる。
【事後学習】パラグラフ・ライティングを実践してみる。レポートの作成に使えそうな情報を集めて吟味する。
7 知的な文章を書く2――レポートを作成する手順
 講義でレポートを書いていく手順を説明し、それを自分で実践できるよう、グループワークでスキルのポイントを確認する。
【事前学習】グループで決めたテーマから、自分なりに問いを絞り込むために、複数のキイワードを用いて、焦点を絞り込んだ文献リストを作る。 
【事後学習】レポートの作成に使えそうな情報を集めてみる。
8 知的な文章を書く3――論の組み立て方1
 論証の最も平易な形式として米国式の文章作成法を学ぶ。複数の論拠の提示や、反論の活用などが適切にできるようにする 。
【事前学習】レポートの作成に使えそうな情報を集めて吟味する。 
【事後学習】米国式の文章作成法を実践してみる。レポートの作成に使えそうな情報を集めて吟味する。
9 知的な文章を書く4――論の組み立て方2
 論証のやや高度な形式としてフランス式の文章作成法を学ぶ。対立と止揚、条件付けなどが論の組み立てで適切にできるようにする 。
【事前学習】レポートの作成に使えそうな情報を集めて吟味する。
【事後学習】フランス式の文章作成法を実践してみる。レポートの作成に使えそうな情報を集めて吟味する。
10 レポートのためのメモの検討1
 特定の担当者は自分が作ったレポートのプロットを全体に報告し、討議する。他の受講者は討議の中から参考にするべきポイントを学びながら、自分のプロットをグループ内で報告・討議して、問題点を洗い出してバージョンアップすべき点を確認する。
【事前学習】レポートのプロットを作ってみる。
【事後学習】授業の中で学んだことを活かしつつ、新たな材料を集めて吟味し、レポートのプロットを書き直してバージョンアップする。
11 レポートのためのメモの検討2
 特定の担当者は自分が作ったレポートのプロットを全体に報告し、討議する。他の受講者は討議の中から参考にするべきポイントを学びながら、自分のプロットをグループ内で報告・討議して、問題点を洗い出してバージョンアップすべき点を確認する。
【事前学習】レポートのプロットを作ってみる。
【事後学習】授業の中で学んだことを活かしつつ、新たな材料を集めて吟味し、レポートのプロットを書き直してバージョンアップする。
12 レポートのためのメモの検討3
 特定の担当者は自分が作ったレポートのプロットを全体に報告し、討議する。他の受講者は討議の中から参考にするべきポイントを学びながら、自分のプロットをグループ内で報告・討議して、問題点を洗い出してバージョンアップすべき点を確認する。
【事前学習】レポートのプロットを作ってみる。
【事後学習】授業の中で学んだことを活かしつつ、新たな材料を集めて吟味し、レポートのプロットを書き直してバージョンアップする。
13 レポートのためのメモの検討3
 特定の担当者は自分が作ったレポートのプロットを全体に報告し、討議する。他の受講者は討議の中から参考にするべきポイントを学びながら、自分のプロットをグループ内で報告・討議して、問題点を洗い出してバージョンアップすべき点を確認する。
【事前学習】レポートのプロットを作ってみる。
【事後学習】授業の中で学んだことを活かしつつ、新たな材料を集めて吟味し、レポートのプロットを書き直してバージョンアップする。
14 ここまでの振り返りと個別指導
 レポート作成のための個別相談を行う。
【事前学習】各自で図書館やWEBを使いこなしながら、レポート作成に向けた情報の収集と吟味を進め、疑問点や困った点を洗い出しておく。
【事後学習】教員が指摘した点を踏まえて、レポートを書き始める。
15 グループワーク、各自の作業と個別相談
 レポート作成のためのグループ作業と個別相談を行う。
【事前学習】自分が作ったプロットをもとに文章化していく。グループまたは各自で図書館やWEBを使いこなしながら、レポート作成に向けた情報の収集と吟味を進め、疑問点や困った点を洗い出しておく。
【事後学習】教員が指摘した点を踏まえて、レポートを完成させていく。
その他
教科書 使用しない
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(60%)、授業参画度(40%)
レポートは、この授業の最後までに各自で準備を進め、執筆、提出してもらいます。ディスカッション、意見発表、課題報告等で、授業参画度を評価します。
オフィスアワー 月曜日12:15~13:00 本館04380室 事前アポは原則として不要

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