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社会学1

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科目名 社会学1
教員名 工藤豪
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 社会学の定義や歴史的展開および研究者の学問人生について概説することを通じて、社会学に関する基本的知識の理解を深めていくとともに、若者の移動や単身世帯、子育て支援や結婚支援などに関する特質や現代における動向について講義する。
授業のねらい・到達目標 (1)一人の社会学者が、なぜ社会学という学問を行い、何を明らかにし、後の研究者にどのような影響を与えたのか、説明できるようになることを目的とする。
(2)若者の移動、単身世帯、子育て支援、結婚支援など身近な問題に対し、現代社会における特徴や課題について説明できるようになることを目的とする。

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP1に対応しています。
授業の方法 板書を中心として配付資料を用いた講義を行うとともにグループ考察を行います。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 講義への集中と積極的な参加を望みます。
授業計画
1 講義のねらいと進め方についての説明
【事前学習】シラバスを確認しておく。
【事後学習】参考文献等を確認し、第2回からの授業に備える。
2 社会学とは何か?
【事前学習】社会学という学問に対するイメージをもつ。
【事後学習】研究者による定義を踏まえ、自分なりの社会学の定義を述べられるようにしておく。
3 社会学の歴史的展開
【事前学習】社会学者について自分なりに調べてみる。
【事後学習】社会学の基本文献として示された著作の一つを読む。
4 社会学の視点と方法
【事前学習】社会学の基本文献として示された著作の一つについて要点を整理する。
【事後学習】講義を踏まえ、社会学における基本的な視点の差異と特質を説明できるようにしておく。
5 社会学者の学問と人生(1)-日本社会学の傾向を体現した研究者-
【事前学習】柳田國男について自分なりに調べてみる。
【事後学習】講義で取り上げた柳田の著作を読み、理解を深める。
6 社会学者の学問と人生(2)-問題意識に基づく実証研究の実践-
【事前学習】有賀喜左衛門について自分なりに調べてみる。
【事後学習】講義で取り上げた有賀の著作を読み、理解を深める。
7 社会学者の学問と人生(3)-留学経験を踏まえた研究の展開-
【事前学習】戸田貞三について自分なりに調べてみる。
【事後学習】講義で取り上げた戸田の著作を読み、理解を深める。
8 社会調査の方法-量的調査と質的調査-
【事前学習】社会調査の種類について調べておく。
【事後学習】将来の調査実施に備え、社会調査における倫理を守るために必要なことを整理しておく。
9 地域をめぐる社会学(1)-農村と都市-
【事前学習】農村と都市の差異や関係性について考えておく。
【事後学習】配付資料を踏まえ、農村社会学の基本的な概念を説明できるようにしておく。
10 地域をめぐる社会学(2)-人口移動と地方創生-
【事前学習】自身の居住(出身)地域における人口・出生・死亡について調べておく。
【事後学習】講義を踏まえ、現代社会における人口移動の影響(問題)について説明できるようにしておく。
11 地域をめぐる社会学(3)-単身世帯増加の要因と影響-
【事前学習】日本における単身世帯の推移について確認しておく。
【事後学習】講義を踏まえ、単身世帯が増加することによる影響(問題)について説明できるようにしておく。
12 地域をめぐる社会学(4)-自治体による子育て支援と待機児童対策-
【事前学習】自身の居住(出身)地域における子育て支援や待機児童の現状を調べておく。
【事後学習】講義を踏まえ、子育て支援や待機児童に関する特徴や課題を説明できるようにしておく。
13 地域をめぐる社会学(5)-自治体の結婚支援における取り組みの展開-
【事前学習】独身にとどまっている理由として何があるのか、自分なりに考えを整理しておく。
【事後学習】講義を踏まえ、自治体が結婚支援を行う意義について説明できるようにしておく。
14 地域をめぐる社会学(6)-近年の結婚支援における特質と課題-
【事前学習】自身の居住(出身)地域や県における結婚支援の取組について調べてみる。
【事後学習】講義を踏まえ、結婚支援における特質や課題について説明できるようにしておく。
15 確認作業と総括
【事前学習】第2回から第14回の内容を復習しておく。
【事後学習】学習した内容を整理し、知識として身につける。
その他
教科書 使用しません。レジュメ・資料を配付します。
参考書 多田治 『社会学理論のエッセンス』 学文社 2011年 第1版
奥井智之 『社会学の歴史』 東京大学出版会 2010年 第1版
宇都宮京子編 『よくわかる社会学』 ミネルヴァ書房 2009年 第2版
成績評価の方法及び基準 授業参画度(25%)、確認作業(50%)、授業貢献度(25%)
受講態度などの授業参画度、リアクションペーパーやグループ考察への参加姿勢などの授業貢献度、ノート・配付資料等を参照しながら取り組む確認作業、以上から総合的に評価します。
オフィスアワー 授業終了後、また授業日の12時30分から12時50分まで、本館2Fの講師室にて対応します。

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