文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 社会学科 > 社会調査入門
日本大学ロゴ

社会調査入門

このページを印刷する

科目名 社会調査入門
教員名 中瀬剛丸
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 必修
授業概要 私たちが生きている社会の姿や人々のものの考え方を把握するために、社会調査はなくてはならないものであり、調査結果のデータは、社会学の研究だけでなく、企業の経営判断や国の政策立案などの場面で、ますます重視されるようになっています。この授業では、社会調査とは何か、どのようなことをするのか、何が分かるのかなどの社会調査の基本的事項について学びます。担当教員は、マス・メディア企業での世論調査やマーケティング調査の実務経験があり、その経験を踏まえて、企業や行政機関で利用されている調査方法やデータの活用の実例などを紹介します。<「社会調査士コース」の必修7科目の1科目>
授業のねらい・到達目標 批判的思考力,論理力,問題発見・解決能力を養うことが授業のねらいです。そして、現代社会に対する批判的な思考力を身につけ,対話と議論を通じて社会問題を抽出するための論理力を養うとともに,解決のため様々な手段を習得することを到達目標とします。

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の方法 講義形式を基本とし、双方向で参加感が持てる授業にするために積極的な発言を求めます。自主的な発言がない場合、教室の後部に座っている学生を指名して発言を求めます。毎回、授業内で書く小レポート課題を課して、授業で取り上げた問題について、その都度その都度しっかりと理解することを求めます。授業で使う資料をBlackBoardにアップして、事前事後学習に取り組むことを求めます。映像資料を教材として活用します。授業時間中に座っていれば出席扱いになるという単純な講義方式ではなく、自ら主体的に学ぶ意欲が求められる授業を目指します。

本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 社会調査はどう使われているか
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】身近な社会調査の実例を調べる
2 社会調査の歴史と意義
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】社会調査の意義について考える
3 多様な調査方法
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】調査方法の長所・短所を把握する
4 数字で語る、数字を解釈する(統計的研究)
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】統計的研究のメリットを理解する
5 事例で語る、事例を解釈する(事例研究)
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】事例研究のメリットを理解する
6 調査を実施する前に(先行研究、先行調査の探索)
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】先行研究、先行調査の探し方を把握する
7 調査の企画から実施まで
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】調査の流れを整理し、理解する
8 社会調査の具体例(世論調査、国勢調査、公的統計)
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】様々な調査データの実施主体を調べる
9 社会調査の具体例(マーケティング・リサーチ)
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】調査目的の違いを理解する
10 社会調査の具体例(インタビュー調査、フィールドワーク)
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】フィールドワークの実例を調べる
11 社会調査の具体例(参与観察、非参与観察)
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】参与観察の実例を調べる
12 社会調査の具体例(国際比較調査)
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】国際比較調査の留意点を把握する
13 量的調査と質的調査の相補関係
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】量的調査と質的調査のメリット、デメリットを整理する
14 基本的事項の確認
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】これまでの授業内容を整理して確認する
15 調査倫理、社会調査のこれから
【事前学習】BlackBoardを使って授業内容と課題を確認する
【事後学習】調査倫理について考える
その他
教科書 大谷信介・後藤範章・小松洋・木下栄二 『新・社会調査へのアプローチ』 ミネルヴァ書房 2013年
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業参画度(70%)
毎回の授業で出す課題よって授業参画度を評価します。それとは別に最後のまとめとしてレポ-トを課します。
オフィスアワー 水曜5限 研究室(本館3階) できるだけ事前にアポをとってください。

このページのトップ