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社会学特殊講義Ⅰ

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科目名 社会学特殊講義Ⅰ
教員名 野口憲一
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 食に関わる理論と社会状況を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 食についての理論を学ぶことができる。
食をめぐる様々な観点について社会学の観点から分析することを通して、食の将来を構想する能力を養うことを目的とする。

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP5に対応しています。
授業の方法 以下のスケジュールについて講義形式で授業を行う。ただし、毎回の授業で配布するコミュニケーションペーパーの内容に応じて、適宜、講義内容や授業形式を修正したりすることもあり得るものとする。また、授業中はマイクを回すなどして、学生の積極的な発言と教員との対話を求める。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 はじめに――授業の進め方、内容、試験や成績評価について
【事前学習】シラバスを熟読し、課題や評価方法についての、疑問点をまとめておくこと。
【事後学習】15回の授業計画を確認し、予習・復習の時間を大まかにスケジュールに割り当てておく。
2 食をめぐる理論
【事前学習】スーパーマーケットやファミリーレストラン等々を観察し、食についての関心を高めておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて食をめぐる様々な理論の特徴についてまとめておく。
3 食をめぐる階級性
【事前学習】食をめぐる階級制について雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて食をめぐる様々な理論の特徴についてまとめておく。
4 食をめぐるイデオロギーと社会的立場
【事前学習】食をめぐるイデオロギーと社会的立場について雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて食をめぐるイデオロギーと社会的立場についてまとめておく。
5 「伝統」食について考える――餅と寿司から考える
【事前学習】身近な「伝統」食について雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて「伝統」食についての特徴についてまとめておく。
6 日本人の「主食」について考える1――作られた米食
【事前学習】主食として消費される米についての歴史についての資料を探しておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて米食が成立していった過程についてまとめておく。
7 日本人の「主食」について考える2――作られた米食
【事前学習】第6回目の授業の内容を振り返り、疑問点をまとめておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて米食が成立していった過程についての総括的なまとめを行う。
8 食の流行と起源
【事前学習】食の流行と起源について雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて様々な食の流行と起源についてまとめておく。
9 フードシステムの矛盾――飢餓と肥満
【事前学習】グローバル規模のフードシステムについて雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。
【事後学習】授業での解説に基づいてフードシステムの矛盾についてまとめておく。
10 グローバルフード――複雑化するフードシステム
【事前学習コーヒーを事例都市、雑誌や新聞、インターネットなどを参考にフードシステムについての疑問点をまとめておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて食をめぐる様々な理論の特徴についてまとめておく。
11 食の工業化
【事前学習】ファーストフードを事例に、食の工業化について雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて食の工業化の特徴についてまとめておく。
12 食の意味の変容――ゼロカロリー飲料の流行から
【事前学習】食の意味の変化の過程についての資料を探しておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて食をめぐる食の意味の変容についてまとめておく。
13 食のブランド化とマーケティング――コカ・コーラとスーパーマーケットから
【事前学習】スーパーマーケットの棚などを観察し、食のブランド化についての関心を高めておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて食のブランド化とマーケティングについての特徴についてまとめておく。
14 食をめぐる社会変革の動き
【事前学習】食をめぐる社会変革について、雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。
【事後学習】授業での解説に基づいて、自分なりの食をめぐる社会変革の可能性について考えておくこと。
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める
【事前学習】改めてシラバスを振り返り、前期の授業で達成できた点、不十分だった点をまとめておくこ
【事後学習】授業での解説を経て、食をめぐる社会学についての総括を行っておく。
その他
教科書 教科書は指定しない。
参考書 ジョージ・リッツァ 『マクドナルド化する社会』 早稲田大学出版部 1999年
デボラ・ラプトン 『食べることの社会学――《食・身体・自己》』 新曜社 1999年
エイミー・グプティルほか 『食の社会学――パラドクスから考える』 NHK出版 2016年
池上甲一 『食の共同体――動員から連帯へ』 ナカニシヤ出版 2008年
坪井洋文 『イモと日本人――民俗文化論の課題 (ニュー・フォークロア叢書)』 未來社 1979年
野口憲一 『一本5000円のレンコンがバカ売れする理由』 新潮社 2019年
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、授業参画度(20%)
授業参画度は毎回(全15回)配布するリアクションペーパーの記述内容で評価します。
オフィスアワー 開講時に指示します。

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