検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
科目名 | ゼミナール1 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 松岡雅裕 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 自己の研究テーマの分析と考察に役立つ「社会学理論・社会思想の発見!!」が、授業の柱となります。 |
---|---|
授業のねらい・到達目標 | 各自の問題意識・研究テーマに対して、社会学的に厳密なアプローチができるようになるために、研究の足場・支えとなってくれる社会学理論・社会思想の発見に努めます。 具体的には、現代社会学や社会思想の代表的な諸理論を検討しながら、そこに自己の研究テーマの分析にもっとも役立つ社会学理論・社会思想を見つけるように努めます。 同時に、実際にその理論や思想を活用して研究を進め、社会的現実をみる視点と考察のための専門的な発想を学んでいきます。 この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP5に対応しています。 |
授業の方法 | 社会学理論・社会思想の検索作業、研究成果の発表とディスカッション、担当者(松岡)による講評と解説、個別研究指導等、必要に応じてあらゆる形式を採用していきます。 ゼミナールのスタイルとしては、まず、現代社会学や社会思想の代表的な諸理論をメンバー全員で分担考査し、自己の研究テーマの分析にもっとも役立つと考えられる社会学理論や社会思想を発見するように努めます。 つぎに、実際にその理論や思想を用いて、自己の研究テーマがどのくらい深く正確に分析できるかを考察します。 このような体験の中から、「社会学的に考え、分析する」という、大学生らしい、実社会でも役立つ専門的な思考習慣を身につけてもらいたいと思っています。 また、事前学習や事後学習に役立つ参考文献等は、個別に指示・アドバイスする予定です。 本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス(年間授業計画の概要と読書ノートの作成について説明します) 【事前学習】シラバスを事前に確認すること。 【事後学習】研究テーマの確定と、年間を通じて取り組む読書ノート対象本を検索し、課題レポートを作成する。 |
2 |
研究テーマの検討と読書ノート対象本の確定 【事前学習】第1回授業で出した課題レポートを作成する。 【事後学習】指導された内容を整理する。 |
3 |
学説報告1(マルクスとテンニースの見解) 【事前学習】マルクス理論とテンニース理論の概要を確認する。 【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 |
4 |
学説報告2(フロイトとデュルケムの見解) 【事前学習】フロイト理論とデュルケム理論の概要を確認する。 【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 |
5 |
学説報告3(ジンメルとミードの見解) 【事前学習】ジンメル理論とミード理論の概要を確認する。 【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 |
6 |
学説報告4(ヴェーバーとマンハイムの見解) 【事前学習】ヴェーバー理論とマンハイム理論の概要を確認する。 【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 |
7 |
学説報告5(フロムとパーソンズの見解) 【事前学習】フロム理論とパーソンズ理論の概要を確認する。 【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 |
8 |
学説報告6(ホルクハイマー/アドルノとレヴィ=ストロースの見解) 【事前学習】ホルクハイマー/アドルノ理論とレヴィ=ストロース理論の概要を確認する。 【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 |
9 |
学説報告7(リースマンとマートンの見解) 【事前学習】リースマン理論とマートン理論の概要を確認する。 【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 |
10 |
学説報告8(マクルーハンとベルの見解) 【事前学習】マクルーハン理論とベル理論の概要を確認する。 【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 |
11 |
学説報告9(ゴッマルクスとベッカーの見解) 【事前学習】ゴッフマン理論とベッカー理論の概要を確認する。 【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 |
12 |
学説報告10(ボードリヤールとブルデューの見解) 【事前学習】ボードリヤール理論とブルデュー理論の概要を確認する。 【事後学習】研究テーマとの適合性を検討する。 |
13 |
学説報告のまとめ(総括的解説と質疑応答) 【事前学習】取り上げた社会学理論に対する疑問点を確認する。 【事後学習】疑問点の解消内容を整理する。 |
14 |
先行研究の検索と精査(読書ノート作りの実践) 【事前学習】自己の読書ノートの問題点を確認する。 【事後学習】明らかとなった先行研究命題を整理する。 |
15 |
先行研究に関する読書ノートの確認(読書ノートの第1回確認) 【事前学習】読書ノートの提出準備 【事後学習】指導された内容を整理する。 |
その他 | |
---|---|
教科書 | なし |
参考書 | 土井文博ほか 『はじめて学ぶ社会学』 ミネルヴァ書房 参考文献として手軽に入手でき、内容的にも明解で良質な解説書を受講生の研究テーマに沿って個別に紹介する予定です。 また、卒業研究に必要となる『社会学小辞典』についても紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業参画度(70%) 授業参画度は、授業中の問いかけに対する回答の適切さ、また、ディスカッションにおける発言の適切さで評価します。出席状況を重視することは当然ですが、欠席せざるを得ない場合は、必ず事前に連絡し許可を得ること。 |
オフィスアワー | 社会学科松岡雅裕研究室。原則水・木・金曜日。 |
備考 | ゼミの研究活動に必要となるため、松岡担当の総合教育科目「思想と文化2(前期開講)」と学科専門科目「社会思想の基礎」および「社会思想の展開」の受講を必須条件とします。。 |