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ゼミナール２

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科目名 ゼミナール２
教員名 松橋達矢
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択
授業概要 【グローバリゼーションの歴史社会学：「『移動』×グローバル都市×インフラ」】
グローバル化がとみに進展する近年、人や理念、モノや情報が「移動」する／しないことについて関心が集まっています。交通と通信双方の新たなテクノロジーの発展は、多くの人々の移動を簡略に短時間で行えるようにしたものの、他方で移動を行わない、または移動できない人々の存在をより一層明確にしました。そうした複合的な「移動」のありかたを内包するわたしたちが生きる国家や都市といった社会的領域は、どのような政治的・経済的・社会的営為やインフラ、イデオロギーのもとで成立し、また現代にいたるまでいかなる変化を遂げてきたでしょうか？
2019年度は、様々な物事を結びつけるモビリティのありようと各人の関心に基づく事例(観光や趣味、環境や食など領域は問いません)の結びつきを入り口にしながら、グローバル・ナショナル・ローカルの相互浸透が著しい現代社会におけるヒト-モノ-コト-場所の関係性の特質を、過去との対話や海外との比較を通じて考えていきます。
授業のねらい・到達目標 2019年度ゼミナールでは、１）関連文献を用いたメインテーマ学習とタウン・ウォッチング＜前期＞、2)サブテーマ設定と個別企画コンペ＜夏期集中ゼミor夏期合宿＞、3)サブテーマと個別企画に基づく研究成果蓄積＜後期＞、という3ステップを踏まえ、特に「ゼミナール2」では、
・サブテーマに基づき、複数人と連携しながらグループ研究を行っていく際に必要な作法を身につける
・グループ研究の成果を踏まえ、個人テーマに基づく研究計画をより具体化していく
という2点を目標として設定します。

この科目は文理学部（学士（社会学））のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP5に対応しています。
授業の方法 ゼミ形式(テキストの講読、サブ・グループ／各人の関心に基づく研究成果の発表と討論、それに対する教員による講評と解説等)

本授業の事前・事後学習は，合わせて１時間の学習を目安とします。
履修条件 セレクションを通過した学生
授業計画
1 【ガイダンス＆オリエンテーション】
授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明しつつ、企画コンペを通過したサブテーマを研究するための推進体制、その目標＆ロードマップを確認します。

［事前学習］夏季休暇中に実施したゼミ合宿or集中ゼミで選択されたサブテーマの企画案を確認しておきます。
［事後学習］編成されたグループの企画案と、自身の研究テーマのあいだの関係を整理します。
2 【サブ・グループ研究成果報告(1)：1＆2グループ目の進捗状況報告】

［事前学習］サブテーマのストーリーラインに、各人の個別テーマを挿入したグループ研究の大枠を説明するパワーポイントを作成します。
［事後学習］出された質問やコメントをもとに、修正を行います。
3 【サブ・グループ研究成果報告(2)：3＆4＆5グループ目の進捗状況報告】

［事前学習］サブテーマのストーリーラインに、各人の個別テーマを挿入したグループ研究の大枠を説明するパワーポイントを作成します。
［事後学習］出された質問やコメントをもとに、修正を行います。
4 【サブ・グループ研究成果報告(3)：各グループの研究構想を1枚の紙に簡潔にまとめる】

［事前学習］みずからの研究内容を要約し、端的に伝えるためのスライド1枚を作成するためのデータを収集しておきます。
［事後学習］出されたコメント等をもとに、グループテーマについてのスライド1枚を完成させます。
5 【個別テーマ研究成果の要約とグループ研究との接続（1）】
第2回～第4回の内容に基づき、みずからの研究構想を修正しつつ、スライド1枚に要約します。

［事前学習］第2回～第4回の内容を見直しつつ、改めて個人の研究テーマとの連続性を考えます。
［事後学習］出されたコメントに基づき、作成したスライドを修正します。
6 【サブ・グループ研究成果報告(4)：各グループの研究成果の中間報告】
ポスター（パワーポイント10枚分）をもとにしたポスター発表を実施する。

［事前学習］グループならびに個人の研究成果をスライド10枚分に要約したポスターを作成します。
［事後学習］当日出された質問やコメント等をもとに、研究枠組みの修正を行います。
7 【中間報告のふりかえりと研究計画作成】
第6回の振り返りを行うとともに、個別発表に向けて研究計画の作成方法や適切なデータ収集方法、先行研究の批判的検討の方法を確認します。

［事前学習］自身の個人研究テーマの計画を再度見直しておきます。
［事後学習］グループ研究の修正箇所を確認しつつ、自身の個人研究テーマの内容を更新します。
8 【個人テーマ報告(1)：サブ・グループ1】
サブグループの研究成果との関連から、個人の研究計画ならびに進捗状況報告を行います。

［事前学習］サブグループの成果を見直しながら、各人の個別テーマに関する先行研究成果の再検討とデータ収集・加工・分析を行い、その内容をパワーポイント等にまとめます。
［事後学習］当日出されたコメン等をもとに、修正を行います。
9 【個人テーマ報告(2)：サブ・グループ2】
サブグループの研究成果との関連から、個人の研究計画ならびに進捗状況報告を行います。

［事前学習］サブグループの成果を見直しながら、各人の個別テーマに関する先行研究成果の再検討とデータ収集・加工・分析を行い、その内容をパワーポイント等にまとめます。
［事後学習］当日出されたコメントをもとに、修正を行います。
10 【個人テーマ報告(3)：サブ・グループ3】
サブグループの研究成果との関連から、個人の研究計画ならびに進捗状況報告を行います。

［事前学習］サブグループの成果を見直しながら、各人の個別テーマに関する先行研究成果の再検討とデータ収集・加工・分析を行い、その内容をパワーポイント等にまとめます。
［事後学習］当日出されたコメントをもとに、修正を行います。
11 【個人テーマ報告(4)：サブ・グループ4】
サブグループの研究成果との関連から、個人の研究計画ならびに進捗状況報告を行います。

［事前学習］サブグループの成果を見直しながら、各人の個別テーマに関する先行研究成果の再検討とデータ収集・加工・分析を行い、その内容をパワーポイント等にまとめます。
［事後学習］当日出されたコメントをもとに、修正を行います。
12 【個人テーマ報告(5)：サブ・グループ5】
サブグループの研究成果との関連から、個人の研究計画ならびに進捗状況報告を行います。

［事前学習］サブグループの成果を見直しながら、各人の個別テーマに関する先行研究成果の再検討とデータ収集・加工・分析を行い、その内容をパワーポイント等にまとめます。
［事後学習］当日出されたコメントをもとに、修正を行います。
13 【個別テーマ研究成果の要約とグループ研究との接続（2）】
第6回～第12回の内容に基づき、各人の研究成果をグループの研究成果にフィードバックします。

［事前学習］第6回～第12回の内容を見直しつつ、改めてグループ－個人のテーマ間の連続性を考えます。
［事後学習］出されたコメントに基づき、スライドを修正します。
14 【個別テーマ研究成果の要約とグループ研究との接続（3）】
第13回の内容を踏まえて、グループの研究成果を更新し、ポスターを完成させます。

［事前学習］第13回の内容を見直しつつ、ポスターの構成案を作成します
［事後学習］第14回での議論内容や出されたコメントに基づき、構成案を見直します。
15 【3・4年合同ゼミ】
3・4年合同でこれまでの研究成果の報告を行います。

［事前学習］第14回までの内容に基づき、ポスター（スライド18枚分）を作成します。
［事後学習］質疑応答等の内容を踏まえ、①グループ研究成果報告、②①との関係に基づく個人研究成果報告、③今後の課題、からなるレポートを作成します。
その他
教科書 授業開講時(ガイダンス時)に指示します。
参考書 授業内で適宜指示します。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(60%)
レポートは学期末に提出されたものの完成度、授業参画度は第1～15回で実施される作業や報告、それを受けての討論等への貢献度で評価します。
オフィスアワー 授業開講時に指示します。

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