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科目名 | ドイツ語学専門講義4 | ||||
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教員名 | 中島伸 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 現代ドイツ語における引用形式の分類と特徴 |
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授業のねらい・到達目標 | ドイツ文学作品などの言語テキストを読む際,直接引用や間接引用といった引用形式を目にすることがあるのではないのでしょうか?引用形式には,重要な項目との関わりが数多くあります。本講義では,引用形式を理解する上で必要な知識となる様々な言語伝達機能,小説の形式,そして指示表現を学ぶことによって,ドイツ語における4つの引用形式の特徴について理解できることを目標とします。更に,ドイツ文学作品の中で4つの引用形式が使い分けられる理由についても理解できることを目標とします。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | 毎回プリントを配布し,例を添えた要点記述を土台にして話を進めながら,言語に対する問題意識を喚起していきたいと思います。また,説明終了後に授業参画度プリント(毎回授業で説明したことをどれだけ理解できたかを書いてもらいます)とリアクションペーパー(授業の感想や質問事項等)を書いてもらい,両者を基にして次の授業へと進めていきます。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 学科の履修規定による。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) 【事前学習】 シラバスを事前に確認すること。 【事後学習】 第2回以降の授業に備え,授業時に配布したプリントに挙げられている本講義で扱う専門用語の和訳を予め調べておくこと。 |
2 |
言語伝達機能(1):プラトンのオルガノン説 【事前学習】 第1回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,プラトンのオルガノン説をノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
3 |
言語伝達機能(2):ビューラーのオルガノン・モデル 【事前学習】 第2回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,ビューラーのオルガノン・モデルをノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
4 |
言語伝達機能における「描写」の重要性 【事前学習】 第3回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,自分で作ったドイツ語の文章を基にして,言語伝達機能の中で「描写」が最も重要となることをノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
5 |
小説の形式(1):3人称小説 【事前学習】 第4回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,授業時に扱った作品以外の3人称小説に該当するドイツ文学作品の一節を基にして,3人称小説の機能をノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
6 |
小説の形式(2):1人称小説と2人称小説 【事前学習】 第5回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,授業時に扱った作品以外の1人称小説に該当するドイツ文学作品の一節を基にして,1人称小説の機能をノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
7 |
指示表現(1):3人称の人称代名詞と指示代名詞 【事前学習】 第6回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,自分で作ったドイツ語の文章を基にして,3人称の人称代名詞と指示代名詞の種類と機能をノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
8 |
指示表現(2):人称のダイクシス 【事前学習】 第7回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,自分で作ったドイツ語の文章を基にして,人称のダイクシスの種類と機能をノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
9 |
指示表現(3):場所のダイクシス 【事前学習】 第8回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,自分で作ったドイツ語の文章を基にして,場所のダイクシスの種類と機能をノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
10 |
指示表現(4):時のダイクシス 【事前学習】 第9回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,自分で作ったドイツ語の文章を基にして,時のダイクシスの種類と機能をノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
11 |
引用形式(1):直接引用 【事前学習】 第10回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,自分で調べたドイツ文学作品中の直接引用を含む一節を基にして,直接引用の機能と一節の中で直接引用が使われている理由をノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
12 |
引用形式(2):間接引用 【事前学習】 第11回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,自分で調べたドイツ文学作品中の間接引用を含む一節を基にして,間接引用の機能と一節の中で間接引用が使われている理由をノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
13 |
引用形式(3):体験話法 【事前学習】 第12回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,自分で調べたドイツ文学作品中の体験話法を含む一節を基にして,体験話法の機能と一節の中で体験話法が使われている理由をノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
14 |
引用形式(4):内的独白 【事前学習】 第13回の授業終了時に配布したプリントを通読し,疑問点をメモしておくこと。 【事後学習】 授業を振り返り,自分で調べたドイツ文学作品中の内的独白を含む一節を基にして,内的独白の機能と一節の中で内的独白が使われている理由をノートにまとめ,説明できるようにしておくこと。 |
15 |
授業内テストと解説 【事前学習】 第2回~第14回の授業内容を復習すること。 【事後学習】 学修した内容の整理をすること。 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 授業時に紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(60%)、授業参画度(40%) 授業参画度は,毎回のリアクションペーパー等で評価します。 |
オフィスアワー | 水曜日の昼休みに講師室にて対応します(授業時にE-Mailアドレスを伝えますので,予めそちらに連絡して頂けたら幸いです)。 |
備考 | 分からないことはそのままにせず,すぐに質問する習慣を身に付けるようにして下さい(リアクションペーパーやメールでも受け付けます)。そして,皆様が受講している科目(特に演習)で読んだドイツ語の文章の中から,本講義で説明した項目に該当する例を探す習慣を身に付けるようにして下さい。 |