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イギリス文学史3(3年生後半)

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科目名 イギリス文学史3(3年生後半)
教員名 閑田朋子
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業概要 18世紀末~19世紀イギリス文学の流れを、その歴史的・社会的背景のなかで概観すると同時に、それぞれの時代を代表する作家・作品について基本的な知識を得る。また、高等学校で英語を教えていた経験をもとに、教職コースを受講している学生が、将来、高等学校で英語を教えるなかで、比較的平易な英語で書かれた文学作品を紹介できるように配慮して、授業を行う。
授業のねらい・到達目標 ●18世紀末から19世紀のイギリス文学の流れを、当時のイギリスの歴史的・社会的背景のなかに位置づけて、理解できるようになることをねらいとします。
●18世紀末から19世紀のイギリス文学の代表的な作家・作品について基本的な知識を学び、それらについて説明できるようになる。
●18世紀末から19世紀のイギリス文学の代表的な作品において、一般によく知られている文章に慣れ親しみ、それがどのような場面であり何を意味するのか、自分なりに解釈できるようになる。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 講義形式です。毎回、授業の初めに、その回の講義のテーマを伝えます。次に歴史的・社会的背景に簡単に触れた上で、それぞれの作家の代表作を概観します。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 授業内容・方法・評価基準などについての説明・確認
イギリス文学史2の復習を行い、イギリス文学史3との連続性を説明する。
ジャーナリズムと職業作家の登場について、前提となる歴史的・社会的背景について学ぶ。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、教科書第7章を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
2 ゴシック・ロマンスについて学ぶ。
【事前学習】教科書p.77および、pp.80-89を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
3 ロマン派第一世代について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.82-99を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
4 ロマン派第二世代について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.99-104を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
5 Jane AustenとWalter Scotおよびそれぞれの作品について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.89-91, 104-105を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
6 ヴィクトリア朝の文学作品(1):Thomas CarlyleとCharles Dickensおよびそれぞれの作品について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.106-107, 118-21を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
7 ヴィクトリア朝の文学作品(2):Charles DickensとElizabeth Gaskellおよびそれぞれの作品について学ぶ。【事前学習】教科書pp.121-23を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
8 ヴィクトリア朝の文学作品(3):William Makepeace ThackerayとCharlotte Brontëおよびそれぞれの作品について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.123-27を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
9 ヴィクトリア朝の文学作品(4):Anne、Emily Brontëおよびそれぞれの作品について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.127を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
10 ヴィクトリア朝の文学作品(5):Alfred TennysonとRobert Browning、Elizabeth Barrett Browning、John Henry NewmanとMatthew Arnoldおよびそれぞれの作品について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.107-12を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
11 ヴィクトリア朝の文学作品(6):Charles Darwinの思想と、George Eliotおよびその作品について学ぶ。
【事前学習】教科書p.127とp.130を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと
12 ヴィクトリア朝の文学作品(6):John RuskinとWalter Horatio Pater、ラファエロ前派およびそれぞれの作品について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.112-15を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
13 ヴィクトリア朝の文学作品(7):Oscar Wildeとその作品について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.115-17を読んでおくこと。
【事後学習】授業で扱った作家・作品について一覧表を作成し、授業内容をまとめておくこと。
14 期末試験とその解説
【事前学習】第1回から第13回までの内容を総復習しておくこと。
【事後学習】解けなかった問題について、教科書および配布されたプリント、ノートなどを確認すること。
15 まとめ(これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める)
【事前学習】これまでの学習内容で疑問に思ったことをノートにまとめること。
【事後学習】前期に紹介した作品のうち、興味を持った作品を読み、作家について調べること。
その他
教科書 川崎寿彦 『イギリス文学史』 成美堂
参考書 行方昭夫・河島弘美 『映画化された英米文学24 そのさわりを読む』 鶴見書店
この参考書を強制的に購入する必要はないが、授業で扱う作品の映画と、その作品からの引用文が紹介されているので、文学作品に親しむ教材としてお勧めしたい。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(70%)、授業参画度(30%)
授業参画度は、毎回の授業の初めに伝えた講義テーマについての問いへの答えや授業態度などによって、評価されます。
原則として、前期の授業回数の3分の2(10回)以上の出席をもって、テスト受験資格とします。
授業内テストは、学期末に授業内で行う試験で評価します。
オフィスアワー 5時間目の授業なので、授業後にその場で質問や相談を受け付けます(長くかかる場合は、閑田研究室に移動)。

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