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科目名 | 中国古典文学概説2 | ||||
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教員名 | 渡邉登紀 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 中国古典文学の歴史的変遷を明らかにし、各時代の文学の特徴や代表的作品について講義する。また、中学・高校「国語」での勤務経験がある教員が、その経験をもとに、中国古典文学(「漢文」)に関する基礎的知識および概要についての授業を行う。 |
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授業のねらい・到達目標 | 唐から宋にかけての文学の変遷と特徴について、学生自らが深く理解し、その概要を適切な日本語で具体的に述べることができるようになることを目的とする。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | 学生参加(能動)型学修方法をとる。原則として、下記の区分通りに行うが、授業の進捗具合によって区分を入れ替えることもある。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:この授業の概要・到達度・授業方法について [事前学習]シラバスを事前に確認すること [事後学習]第2回の授業に備え、唐代文学の主要な人物名などを覚えておく |
2 |
唐代文学の概観・近体詩の諸規則について [事前学習]教科書p.3~24をよく読み、その要点を整理しておく [事後学習]唐代文学の概観・近体詩の諸規則について、短い文章にまとめる |
3 |
初唐の文学:初唐の四傑と沈宋の詩を読む [事前学習]教科書p. 68・69・72・73と配布プリントをよく読み、初唐の四傑と沈宋の文学の相違点を明らかにする [事後学習]初唐の四傑と沈宋の文学の相違点について、短い文章にまとめる |
4 |
盛唐の文学1:月を主題とする詩を読む(李白・杜甫) [事前学習]教科書p.78~85と配布プリントをよく読み、李白・杜甫の文学の特徴をとらえる [事後学習]李白・杜甫の文学の特徴について、短い文章にまとめる |
5 |
盛唐の文学2:望郷を主題とする詩を読む(王維・岑参) [事前学習]教科書p.76、77、86、87と配布プリントをよく読み、望郷を主題とする詩の系譜を整理する [事後学習]王維の文学および辺塞詩の特徴について、短い文章にまとめる |
6 |
唐代文学総論1:「青苔」と「黄葉」の対句を用いる詩の系譜を見る(張九齢・李商隠) [事前学習]教科書p.114、115と配布プリントをよく読み、「青苔」「黄葉」の対句を用いる詩の系譜を整理する [事後学習]「青苔」と「黄葉」の対句を用いる詩の系譜について、短い文章にまとめる |
7 |
唐代文学総論2:『唐詩選』について [事前学習]配布プリントをよく読み、『唐詩選』の概要について整理する [事後学習]『唐詩選』の概要について、短い文章にまとめる |
8 |
第2回から第7回までの復習・まとめ [事前学習]第2回~第7回のノート・プリント類を再読し、分からない点を書き出しておく [事後学習]事前学習の際に分からなかった点が解決できているかを点検・復習する |
9 |
中唐・晩唐の文学①:食べ物を主題とする詩を読む(白居易) [事前学習]教科書p.98~103と配布プリントをよく読み、白居易の文学の特徴について整理する [事後学習]白居易の文学の特徴について、短い文章にまとめる |
10 |
中唐・晩唐の文学②:「長恨歌」と伝奇小説を読む [事前学習]教科書p.100、101、104~109と配布プリントをよく読み、「長恨歌」のあらすじと伝奇小説の概要について整理する [事後学習]「長恨歌」および伝奇小説の概要を、短い文章にまとめる |
11 |
北宋の文学:蘇軾の文学を読む [事前学習]教科書p.126~129と配布プリントをよく読み、蘇軾の文学の特徴について整理する [事後学習]蘇軾の文学の特徴について、短い文章にまとめる |
12 |
南宋の文学:陸游の文学を読む [事前学習]教科書p.130~133と配布プリントをよく読み、陸游の文学の特徴について整理する [事後学習]陸游の文学の特徴について、短い文章にまとめる |
13 |
第9回から第13回までの復習・まとめ [事前学習]第9回~第13回のノート・プリント類を再読し、分からない点を書き出しておく [事後学習]事前学習の際に分からなかった点が解決できているかを点検・復習する |
14 |
到達度の確認:試験と解説 [事前学習]第1回~13回の内容を復習し、各時代の文学の概要を文章で説明できるようにしておく [事後学習]学修した内容の整理し、理解が及ばなかった箇所を書き出しておく到達度の確認 |
15 |
まとめ:これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める [事前学習]第1回~14回のノート・プリント類を整理し、再度、分からない点を書き出しておく [事後学習]事前学習の際に分からなかった点が解決できているかどうか点検する |
その他 | |
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教科書 | 松原朗,児島弘一郎,佐藤浩一 『教養のための中国古典文学史』 研文出版 2009年 |
参考書 | 授業時に、逐次指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(10%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(40%) 授業参画度には毎回の授業内で実施されるミニレポートを含む。 |
オフィスアワー | 月曜3限(中文学科事務室において1週間前にアポイントメントをとること) |
備考 | 初級程度の中国語ができることが望ましい。 |