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科目名 | 中国古典文学演習1 | ||||
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教員名 | 青木隆 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 漢文訓読は、日本に漢籍が伝来して以来、現在に至るまで行なわれている中国古典文日本語翻訳の技術である。本授業では、まず、この漢文訓読の技術を解説し、次に、やさしい中国古典文を用いて実際に漢文訓読にかかわる実習を行なう。その際、漢和辞典の使い方についてとくに詳しく解説する。現代中国語を学んだわれわれが漢和辞典のもっともよき使い手になるうることを認識してしてもらいたい。 |
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授業のねらい・到達目標 | ①漢和辞典を使いこなすことができること。 ②漢文訓読の技術に習熟すること。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP4,DP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | ①教室でプリント教材『漢文訓読マニュアル』を配布する。②プリント教材に沿って学生に教室で練習問題を解かせたり、質疑応答をしながら解説講義を行なう。③漢和辞典とプリント教材を参照しながら、実習の形式で、漢文訓読文を書き下し文にしたり、書き下し文をみながら漢文に返り点・送り仮名・振り仮名を施したりする。④作業中、机間巡視するので、疑問点があれば、教員に質問する。⑤課題プリントの提出を求めることもある。 本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 高校程度の古文・漢文の知識があること。「中国語1~14」が修得済みであること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) 【事前学習】シラバスを事前に確認しておくこと。 【事後学習】 漢和辞典を入手すること。 |
2 |
漢文訓読文と書き下し文 【事前学習】漢和辞典の凡例(『漢辞海』第4版であればp11-20)を読んでおくこと。 【事後学習】訓読文と書き下し文の違いを説明できるようにしておくこと。 |
3 |
字体・字音・字訓 【事前学習】テキストの字体・字音・字訓のところを読み、練習問題を解いておくこと。 【事後学習】漢和辞典の字体・字音・字訓の見方を説明できるようにしておくこと。 |
4 |
返り点の打ち方 【事前学習】テキストの返り点のところを読み、練習問題を解いておくこと。 【事後学習】返り点の打ち方を説明できるようにしておくこと。 |
5 |
再読文字の送り仮名 【事前学習】テキストの再読文字の練習問題を解いておくこと。 【事後学習】再読文字の送り仮名の処理の仕方を説明できるようにしておくこと。 |
6 |
活用語の送り仮名(1)動詞 【事前学習】テキストの動詞の送り仮名の練習問題を解いておくこと。 【事後学習】動詞の活用が言えるようにしておくこと。 |
7 |
活用語の送り仮名(2)形容詞・形容動詞 【事前学習】テキストの形容詞・形容動詞の練習問題を解いておくこと。 【事後学習】形容詞・形容動詞の活用が言えるようにしておくこと。 |
8 |
活用語の送り仮名(3)まとめ 【事前学習】活用語の演習問題を復習しておくこと。 【事後学習】演習問題を反復し、理解を深めること。 |
9 |
助詞の送り仮名(1)格助詞 【事前学習】テキストの格助詞の練習問題を解いておくこと。 【事後学習】練習問題を反復し、理解を深めること。 |
10 |
助詞の送り仮名(2)接続助詞 【事前学習】テキストの接続助詞の練習問題を解いておくこと。 【事後学習】練習問題を反復し、理解を深めること。 |
11 |
助詞の送り仮名(3)係助詞 【事前学習】テキストの係助詞の練習問題を解いておくこと。 【事後学習】練習問題を反復し、理解を深めること。 |
12 |
助詞の送り仮名(4)副助詞 【事前学習】テキストの副助詞の練習問題を解いておくこと。 【事後学習】練習問題を反復し、理解を深めること。 |
13 |
助詞の送り仮名(5)終助詞・間投助詞 【事前学習】テキストの終助詞・間投助詞の練習問題を解いておくこと。 【事後学習】練習問題を反復し、理解を深めること。 |
14 |
助詞の送り仮名(6)総合演習 【事前学習】助詞の演習問題を復習しておくこと。 【事後学習】演習問題を反復し、理解を深めること。 |
15 |
助詞の送り仮名(7)総合演習の解説 【事前学習】演習問題の正答例と自分の答案を見比べて、疑問点を整理すること。 【事後学習】課題レポートに取り組むこと。 |
その他 | |
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教科書 | 佐藤進・濱口富士雄 『全訳漢辞海』 三省堂 2017年 第4版 三省堂『漢辞海』第4版を教科書に指定する。当該辞典は、漢文訓読法の初学者に向けた配慮がもっともゆきとどいた漢和辞典であるからである。本授業は『漢辞海』第4版に準拠して行なう。毎回、教室に『漢辞海』第4版を携帯することを求める。やむを得ない場合、第3版以前の『漢辞海』、角川書店『新字源』、大修館『漢語林』の携帯を認める。これらの漢和辞典の携帯なき場合、実習プリントの提出を認めない。 |
参考書 | 井波律子 『三国志演義(一) (講談社学術文庫)』 講談社 2014年 第1版 立間祥介 『三国志演義(上) (奇書シリーズ)』 平凡社 1972年 第1版 小川環樹・金田純一郎 『完訳三国志(一) (岩波文庫)』 岩波書店 1988年 第1版 前野直彬 『漢文入門 (ちくま学芸文庫)』 筑摩書房 2015年 第1版 『三国志演義』の現代日本語訳を参照する場合は、上に挙げた3種類のいずれかを用いてください。前野直彬著『漢文入門』は、訓読の仕組みをやさしく詳述したものとしてもっともすぐれた参考書です。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(30%) 授業内テストは、中間試験、期末試験、小テスト等を合わせて評価する。 授業参画度には、練習問題、実習プリントの成績等が含まれる。 |
オフィスアワー | 金曜5時限、中国語中国文化学科学生閲覧室 |