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科目名 | 書の鑑賞 | ||||
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教員名 | 鈴木晴彦 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 日本国内に点在する書跡を鑑賞し、書美を追体験する。なお、本授業では、都内近隣各所で開催されている博物館・美術館での特別展を可能な限り紹介したい。 |
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授業のねらい・到達目標 | 書美を本質的に理解するには、作者と同一の創作体験を精神的に追体験することである。書の鑑賞は、この追体験を身近にする役割を担い、結果的に自己の創作の糧となる。本講座では、日本に点在する著名な歴代書跡をとりあげて、多岐にわたる書美の特性とその変遷の理解につとめ、より多くの追体験を深めたい。この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP4,DP5,DP6,DP7,DP8,DP9,DP10,DP11及びカリキュラムポリシーCP1,CP2,CP3,CP4,CP5,CP6,CP7,CP8,CP9,CP10,CP11に対応しています。 |
授業の方法 | 現地取材の画像をプロジェクターを通して鑑賞するとともに、書美の鑑賞に資する資料を可能な限り持参し、その特性と変遷の理解につとめる。さらに、鑑賞力の向上をめざす目的で、実際に博物館や美術館に足を運び、直接作品に接したい。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 高等学校書道免許状取得者は、「書論」、もしくは「書の鑑賞」のどちらかを履修しなければならない(選択必修)。知見を広めるためには、両講座ともに履修することが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業の概要と進め方について説明) [事前学習]シラバスを事前確認してくること。 [事後学習]書の鑑賞について理解を深めること。 |
2 |
漢字の伝来 [事前学習]弥生~飛鳥時代(テキストP135)を読んでくること。 [事後学習]貨泉と金印について理解を深めること。 |
3 |
太刀銘と鉄剣銘 [事前学習]弥生~飛鳥時代(テキストP135)を読んでくること。 [事後学習]江田船山古墳出土大刀銘と稲荷山古墳出土鉄剣銘について整理すること。 |
4 |
日本の古代碑 [事前学習]弥生~飛鳥時代(テキストP135) [事後学習]宇治橋断碑と上野三碑について整理すること。 |
5 |
聖武天皇と光明皇后の書 [事前学習]奈良時代(テキストP135)を読んでくること。 [事後学習]楽毅論について整理すること。 |
6 |
平安の三筆の書 [事前学習]平安時代(テキストP136)を読んでくること。 [事後学習]空海について整理すること。 |
7 |
三跡の書 [事前学習]平安時代(テキストP136)を読んでくること。 [事後学習]藤原行成について整理すること。 |
8 |
熊野懐紙の書 [事前学習]鎌倉時代(テキストP137)を読んでくること。 [事後学習]藤原定家について整理すること。 |
9 |
青蓮院流の書 [事前学習]鎌倉時代(テキストP137)を読んでくること。 [事後学習]尊円親王について整理すること。 |
10 |
墨蹟の書 [事前学習]室町時代(テキストP137)を読んでくること。 [事後学習]一休宗純について整理すること。 |
11 |
寛永の三筆の書 [事前学習]安土桃山時代(テキストP138)を読んでくること。 [事後学習]本阿弥光悦について整理すること。 |
12 |
唐様の書 [事前学習]江戸時代(テキストP138)を読んでくること。 [事後学習]細井広沢について整理すること。 |
13 |
僧侶の書 [事前学習]江戸時代(テキストP138)を読んでくること。 [事後学習]良寛について整理すること。 |
14 |
幕末の三筆の書 [事前学習]江戸時代(テキストP138)を読んでくること。 [事後学習]市河米庵について整理すること。 |
15 |
書の鑑賞の総括と問題解説 [事前学習]表現と鑑賞(テキストP96)を読んでくること。 [事後学習]書表現と鑑賞について整理すること。 |
その他 | |
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教科書 | 全国大学書道学会編 『書の古典と理論』 光村図書出版 2018年 第6版 |
参考書 | 開講時、もしくは授業の内容に応じて参考資料などを配布する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(40%) 授業参画度は,毎回のリアクションペーパー等で授業参画度を評価します。 |
オフィスアワー | 授業終了後、講師室で対応する。 |