文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 国文学科 > 書学2
日本大学ロゴ

書学2

このページを印刷する

科目名 書学2
教員名 鈴木晴彦
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 書の周辺と書学の基礎知識を学ぶ。なお、本授業では、都内近隣各所で開催されている博物館・美術館での特別展を可能な限り紹介し、受講者自ら鑑賞に赴くことにつとめたい。
授業のねらい・到達目標 書道は文字を書くだけでなく、むしろその書く行為の周辺に多くの学ぶべきことが内在する。本講座では、こうした多岐にわたる書の周辺に関する諸事項(書道文字文化論)を概説し、書学の基礎的知識を総合的に学ぶ。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 教科書とプロジェクターを併用し、理解を深めます。また可能な限り自作のプリントを配布し、詳細な検討と発展的な講義につとめ、書道文字文化に対する認識を書学という視点から展望したい。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 「書学1」とあわせて履修することがのぞましい。
授業計画
1 ガイダンス(授業の概要と進め方について説明)
[事前学習]シラバスを事前確認してくること。
[事後学習]書学についての理解を深めること。
2 書の芸術論
[事前学習]芸術の意義・特質と書の位置(テキストP92)を読んでくること。
[事後学習]書の芸術論についての理解を深めること。
3 書の原義について
[事前学習]書の原義と定義(テキストP92)を読んでくること。
[事後学習]書の原義についての理解を深めること。
4 書の鑑賞と表現について
[事前学習]国語科書写の内容(テキストP94)を読んでくること。
[事後学習]書の鑑賞と表現についての理解を深めること。
5 臨書と創作について
[事前学習]臨書と模書(テキストP96)を読んでくること。
[事後学習]臨書と創作についての理解を深めること。
6 書体と字体について
[事前学習]書体・字体・字形(テキストP90)を読んでくること。
[事後学習]書体と字体についての理解を深めること。
7 筆跡と書風について
[事前学習]書写書道の関連用語(テキストP90)を読んでくること。
[事後学習]筆跡と書風についての理解を深めること。
8 筆順論
[事前学習]筆順(テキストP94)を読んでくること。
[事後学習]筆順論についての理解を深めること。
9 現代文字論(1)
[事前学習]明朝体と筆写の楷書との関係(テキストP88)を読んでくること。
[事後学習]明朝体と筆写の楷書についての理解を深めること。
10 現代文字論(2)
[事前学習]書の成立要件(テキストP93)を読んでくること。
[事後学習]書の成立要件についての理解を深めること。
11 現代文字論(3)
[事前学習]文字を書くことの用と美と学校教育(テキストP90)を読んでくること。
[事後学習]用美一体論についての理解を深めること。
12 生活の中の書(1)
[事前学習]生活様式と書(テキストP123)を読んでくること。
[事後学習]生活様式と書についての理解を深めること。
13 生活の中の書(2)
[事前学習]現代の生活空間と書(テキストP123)を読んでくること。
[事後学習]現代の生活空間と書についての理解を深めること。
14 書学・書道の問題提示
[事前学習]文字を手で書くことの意義(テキストP91)を読んでくること。
[事後学習]書学・書道について理解を深めること。
15 書学・書道の総括
[事前学習]文字文化と現代(テキストP91)を読んでくること。
[事後学習]書学・書道の総括について理解を深めること。
その他
教科書 全国大学書道学会編 『書の古典と理論』 光村図書出版 2018年 第6版
参考書 開講時、もしくは授業の内容に応じて参考資料などを配布する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(100%)
授業内テストは,中間試験,期末試験,小テスト等を合わせて評価します。
オフィスアワー 授業終了後、講師室で対応する。

このページのトップ