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書道科教育法Ⅱ

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科目名 書道科教育法Ⅱ
教員名 山本まり子
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 選択
授業概要 受講生は以下の学習を通して、書道科教育を実践する上で必要なスキルを身につけ、基礎固めを行い、指導力の向上を図る。
1)指導案・単元計画表の作成方法について学び、実際に作成し、それについて受講生間で相互批評を行う。
2)模擬授業の実践を通して教材研究を行い、また教材開発についても考える。
3)具体的事例を通してICT活用を含む教材の果たす役割、意義について理解を深める。
授業のねらい・到達目標 1)生徒の実状を考慮した授業設計、授業づくり(指導内容・方法、評価)の構想を示し得る。
2)書道科の教員に必要な知識・技能を習得する。
3)生徒の思考力・判断力・表現力育成の重要性について理解し、その上で適切と考えられる指導案・単元計画表を作成し得る。
4)書道科教育におけるICT活用、及び思考力・判断力・表現力育成のプロセスに基づく効果的な教材開発の方法について理解し、それを実践し得る。
授業の方法 1)指導案・単元計画表の作成、発表、及び受講生間における相互批評を行う。
2)模擬授業を実践し、教材研究・開発を試みる。
3)第8回目以降はいわゆる「水書き用紙」を使用。その目的は①学習者として受講生自らの研鑽のため、②生徒への教示方法を学ぶため。水書き用紙の貸与は可能だが、筆は各自、持参のこと。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス(本授業の概要・課題、評価の基準等)
【事前学習】シラバスに目を通す。
【事後学習】シラバスの再確認。本日のガイダンス内容についてノートに纏めておく。
2 『高等学校学習指導要領』「書道」の趣旨、及び書道科の教員に必要な知識・技能について。
【事前学習】文部科学省HPから『高等学校学習指導要領』「書道」(平成30年公示)をダウンロードし、印字したものを本日(第2回目)持参。
【事後学習】上記資料のうち、授業中、指摘する箇所を再読。
3 書道科の教員に求められる資質・能力等
【事前学習】「書道科の教員に求められる資質・能力」について意見が述べられるように考えを纏めてくる。
【事後学習】次週以降の実践で活かせるようにノートに本学習内容を纏める。
4 生徒の実状を踏まえた良い授業について考える。
【事前学習】これまで受けてきた授業を含め、良い授業とはどのようなものか、また、それと対極をなす授業とどこが違うのか、各自考えてくる。
【事後学習】良い授業について箇条書きでノートに纏めておく。
5 指導案の作成(①教材を工夫する②アクティブ・ラーニングを取り入れる)
【事前学習】配付プリント1、通読。
【事後学習】配付プリント1、再読。
6 指導案の作成(①教材を工夫する。②アクティブ・ラーニングを取り入れる)
【事前学習】前回(第5回目)の授業中、指示する課題を行い、各自作成の指導案の内容について再検討を行う。
【事後学習】作成中の指導案の中、授業中、指摘を受けた箇所について補訂を加える。
7 指導案の作成・提出(①教材を工夫する。②アクティブ・ラーニングを取り入れる)
本日(第7回目)の授業終了時、本課題の提出を求める(そこでは①・②の内容を明確にすること)。
【事前学習】作成中の指導案を纏めてくる。
【事後学習】当該指導案の中の要点をノートに整理しておく。
8 指導案の発表(①教材を工夫する。②アクティブ・ラーニングを取り入れる)
【事前学習】本日(第8回目)の発表に備えて要点を纏めておく。
【事後学習】発表した指導案の中、授業中、指摘を受けた箇所について纏めておく。
9 模擬授業と受講生間の相互批評①
【事前学習】配付プリント2、通読。
【事後学習】教材の工夫、アクティブ・ラーニングの視点を捉え、他の受講生による発表内容の良い点、改善点を指定の用紙に書き出す。→翌週(第10回目)、提出。
10 模擬授業と受講生間の相互批評②
【事前学習】配付プリント、通読。
【事後学習】教材の工夫、アクティブ・ラーニングの視点を捉え、他の受講生による発表内容の良い点、改善点を指定の用紙に書き出す。→翌週(第11回目)、提出。
11 模擬授業と受講生間の相互批評③
【事前学習】配付プリント、通読。
【事後学習】教材の工夫、アクティブ・ラーニングの視点を捉え、他の受講生による発表内容の良い点、改善点を指定の用紙に書き出す。→翌週(第12回目)、提出。
12 「単元計画表」の作成・検討(篆書・隷書/ICT活用による効果的指導の方法) 
【事前学習】ICT活用による効果的指導の方法について、ネット情報・文献等から、当該資料を探し、それを印字の上、持参。
【事後学習】最終回(第15回目)の「単元計画表」の提出に備えて要点を記録する。
13 「単元計画表」の作成・検討(行書・楷書/教材の作成・活用方法等)
【事前学習】教材の作成・活用方法等について、ネット情報・文献等から、当該資料を探し、それを印字の上、持参。
【事後学習】最終回(第15回目)の「単元計画表」の提出に備えて要点を記録する。
14 「単元計画表」の作成・検討(仮名/評価基準)
【事前学習】「仮名」の評価基準について自身の意見が述べられるようにノートに纏めてくる。
【事後学習】最終回(第15回目)の「単元計画表」の提出に備えて要点を記録する。
15 総括
【事前学習】授業内試験に備え、既配付プリントの内容確認とこれまでの学習内容における疑問点について纏めておく。
【事後学習】上記の疑問点への回答内容、及び本日の学習内容等について復習を行う。
その他
教科書 關正人ほか 『書Ⅰ』 教育図書
教科書・配付プリントは毎回、使用する。予備の用意はない。忘れないように。
参考書 授業中、適宜、紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(30%)
第15回目に提出すべき課題(「レポート」)は、①指導案、②単元計画表の2点である。授業中、指摘された内容を踏まえ補訂を加えたものを第15回目に提出のこと。
オフィスアワー 本授業終了後、教室にて受け付ける。
備考 ・受講希望者は第1回目に必ず出席のこと。
・授業内試験を実施する(参照可)。追試は原則、実施しない。
・「書道科教育法Ⅰ」・「書道科教育法Ⅱ」両科目を受講希望の場合、履修順序は「書道科教育法Ⅰ」→「書道科教育法Ⅱ」とされたい。それが困難な場合は事前相談のこと。

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