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日本史入門
| 科目名 | 日本史入門 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 中村順昭 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 史学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業概要 | 日本史研究の基礎を学ぶ |
|---|---|
| 授業のねらい・到達目標 | 日本史を研究する上での留意すべき点や、さまざまな研究視角、研究方法を学ぶ。日本史研究の現状と課題を学び、研究の基礎知識を習得することをめざす。 この科目は文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
| 授業の方法 | 講義形式。これまでの日本史研究の成果を、論争点などを中心に振り返り、また研究の基礎となる資料について紹介しながら、日本史研究の現状と到達点を考える。また授業内で課題を課してレポートを提出してもらうことがある。講義を受動的に聞くだけでなく、授業内に紹介する文献を自分で実際に読み、問題点を見いだしていく努力が必要である。本授業の事前･事後学習は、各2時間の学習を目安とします。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
日本史と世界史、地域史 【事前学習】日本の範囲の歴史的変遷を調べる 【事後学習】沖縄の歴史について正律する |
| 2 |
日本史研究の基礎知識 【事前学習】太陰太陽暦と十干十二支について調べる 【事後学習】日本史研究の学術雑誌を図書館などで閲覧する |
| 3 |
日本史の時代区分 【事前学習】古代･中世･近世･近代の語について調べる 【事後学習】日本史の時代区分を他地域の時代区分と比較する |
| 4 |
古代史研究の争点 【事前学習】大化改新論争、在地首長制について調べる 【事後学習】授業で紹介された文献を読む |
| 5 |
中世史研究の争点 【事前学習】権門体制論について調べる 【事後学習】授業で紹介された文献を読む |
| 6 |
近世史研究の争点 【事前学習】鎖国と四つの口について調べる 【事後学習】授業で紹介された文献を読む |
| 7 |
近現代史研究の争点 【事前学習】日本資本主義論争、昭和史論争について調べる 【事後学習】授業で紹介された文献を読む |
| 8 |
日本の諸地域と歴史 【事前学習】日本史での交通、商業の発達について整理する 【事後学習】各種の自治体史を図書館などで閲覧する |
| 9 |
歴史書の変遷 【事前学習】群書類従、国史大系、大日本史料について調べる 【事後学習】大日本史料を図書館などで閲覧する |
| 10 |
典籍史料の伝来と史料批判 【事前学習】『日本書紀』の写本について調べる 【事後学習】郡評論争について知識を整理する |
| 11 |
史料としての日記 【事前学習】藤原道長の『御堂関白記』について調べる 【事後学習】大日本古記録を閲覧する |
| 12 |
古文書の種類と伝来 【事前学習】東寺百合文書について調べる 【事後学習】平安遺文･鎌倉遺文を閲覧する |
| 13 |
文献史料と文化財 【事前学習】写真･映像資料の伝存について調べる 【事後学習】歴史系博物館を見学する |
| 14 |
史料の保存と日本史研究 【事前学習】近世の村方と町方について調べる 【事後学習】各種自治体史の史料篇を閲覧する |
| 15 |
日本史研究上の論争と史料批判 【事前学習】一次史料について整理する 【事後学習】論争の争点を整理する |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 教科書は使用しない |
| 参考書 | 永原慶二 『２０世紀日本の歴史学』 吉川弘文館 ２００３年 成田龍一 『近現代日本史と歴史学 （中公新書）』 中央公論新社 ２０１２年 東京大学史料編纂所編 『日本史の森をゆく （中公新書）』 中央公論新社 ２０１４年 その他、授業中に紹介する |
| 成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(60%)、授業参画度(10%) 授業参画度は、毎回のリアクションペーパーなどにより評価します。 |
| オフィスアワー | 月曜昼休みに研究室（２号館９階２９０１） |