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東洋史特講2

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科目名 東洋史特講2
教員名 栗山保之
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 イスラーム期の西アジア史の展開について、インド洋との関わりから考えてみたいと思います。
授業のねらい・到達目標 イスラームが誕生した西暦7世紀初頭からポルトガルがインド洋に侵出する15世紀末までの西アジア史について、とくにインド洋との関わりから講義することにより、従来とは異なる西アジア史像を構築することを目的とします。この授業では、学生が西アジア史に関してより広く理解することができるようになることを目標としています。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 講義形式でおこないます。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。
履修条件 とくにありません。ただし、積極的に授業に臨む学生を希望しています。
授業計画
1 イスラーム誕生前夜のアラビア半島情勢について。
【事前学習】アラビア半島およびその周辺の様子を地図で確認しておいてください。
【事後学習】授業内容をノートにまとめ直してください。
2 預言者ムハンマドとアラビア半島を縦走する国際貿易ルート。
【事前学習】預言者ムハンマドについて日本語の概説書を読んでおいてください。
【事後学習】授業後は授業で述べたムハンマドの事績をよくまとめ直しておくこと。
3 アラブの大征服について。非常に広範囲に話します。
【事前学習】西アジアと北アフリカの地図をよく見てくること。
【事後学習】授業で言及した多数の地名をよく整理しておくこと。
4 ウマイヤ朝時代の国際貿易とインド洋。
【事前学習】インド洋を中心とした地図を事前に概観しておくこと。
【事後学習】紹介した国際商人の三類型をよくまとめておくこと。
5 アッバース朝時代のインド洋貿易。
【事前学習】ペルシャ湾、アラビア海、紅海について事前に調べておくこと。
【事後学習】授業時に言及した多数の地名を地図に落として整理しておくこと。
6 13世紀の紅海貿易にみるエジプト・イエメン間通商について。
【事前学習】エジプトの歴史について、イスラーム以降のそれを概観しておくこと。
【事後学習】イエメンの歴史を整理しておくこと。
7 13世紀のインド洋貿易について。
【事前学習】東アフリカ、南アジア、東南アジア、東アジアの諸地域を概観しておくこと。
【事後学習】広域的な貿易のあり様をよくまとめ整理すること。
8 インド洋の国際貿易港アデン。
【事前学習】アデンの場所を確かめておくこと。
【事後学習】アデン港税関の様子をまとめておくこと。
9 インド洋貿易物産の諸相。
【事前学習】思いつくインド洋貿易品をあげておくこと。
【事後学習】多数の貿易品をよく整理すること。
10 インド洋のダウ船。
【事前学習】木造船について概観しておくこと。
【事後学習】細かな話をする予定なので、よく整理すること。
11 アラブのインド洋航海技術書について。
【事前学習】船乗りシンドバードの話を読んでおくと授業が分かりやすい。
【事後学習】大量に板書する予定なので、しっかりまとめ直すこと。
12 ポルトガル来航期のインド洋におけるアラブの航海技術。
【事前学習】航海技術とはいかなるものか想像しておくこと。
【事後学習】馴染みのない事柄が多いと思われるので、よく整理すること。
13 アラビア海・紅海沿岸の実地調査記録の紹介。
【事前学習】アラビア半島の紅海沿岸、およびアラビア海沿岸の地図をみておくこと。
【事後学習】授業時に言及した地名を地図にて確認すること。
14 インド洋から見た西アジア史-理解度の確認として、これまでの授業を振り返る-。
【事前学習】これまでの授業内容をよくおさらいしておくこと。
【事後学習】足りなかった部分を補い、ノートを再整理すること。
15 試験の解説と補足。
【事前学習】前回再整理したノートを読み返しておくこと。
【事後学習】教員の解説と補足をまとめておくこと。
その他
教科書 使用しない
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、授業参画度(50%)
授業参画度は、毎回のリアクションペーパー等で評価します。
オフィスアワー ご用の方は、授業終了時にいらしてください。
備考 あまり馴染みのない地域の歴史をとりあげますので、復習を心がけてください。

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