日本史ゼミナール４

授業概要	日本古代史を研究する
授業のねらい・到達目標	日本古代史を学ぶために必要な知識と研究方法を習得することを目的とする。漢文の史料を読み解き、史料に基づいて事実を探求する方法を学び、研究史から現在の研究の到達点を知ることで、自ら主体的に研究して卒業論文を作成する力を養う。この科目は文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法	『類聚三代格』をテキストにして、８世紀の諸法令について受講生が分担して、各法令の読解、律令規定との関係、法令発布の威儀・背景・影響などについて調べて発表し、受講生相互に質疑応答・討議する。
履修条件	日本史ゼミナール１～３を履修済みであること

授業計画
1	『類聚三代格』について〈講義〉
2	天皇追号・寺院政策（受講生の報告）。報告分担者以外も事前にテキストを読み、疑問点を整理して出席すること。質疑・討議に積極的に参加することが必要である（以下同じ）。
3	私度僧・街路樹
4	学問奨励・弾正台
5	鎮守府・僧位
6	東大寺の封戸・対馬と多禰島
7	女官・山陵
8	中納言・光明皇太后
9	神火・駅伝
10	国分寺・衛府官人
11	近衛府・兵庫
12	踏歌・郡司
13	奴婢の解放・位禄
14	関連史料の調査
15	まとめと補足

その他
教科書	プリントして配布する
参考書	大津透ほか編『岩波講座日本歴史　古代３』岩波書店２０１４年『続日本紀　１～５（新日本古典文学大系）』岩波書店１９８５年その他、授業中に紹介する
成績評価の方法及び基準	レポート(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度は、毎回の授業の質疑応答での発言内容や発言回数などにより評価します。
オフィスアワー	月曜３限に研究室（２号館９階２９０１）