文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 史学科 > 日本史基礎実習1
日本大学ロゴ

日本史基礎実習1

このページを印刷する

科目名 日本史基礎実習1
教員名 関幸彦
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 中世史料の基礎の養成。漢文力を養い、中世史研究の基礎力をつちかう。鎌倉幕府の基本史料である『吾妻鏡』を材料とする。
授業のねらい・到達目標 人物・地域・歴史的事項の調査能力を養い、問題提起的な議論の場とする。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 吾妻鏡のポイントとなる記事を解説。基本史料を輪読し、発表能力を身につける。質問力・構想力などゼミ形式に必要な力を養う。
本授業の事前・事後学習は、合わせて1時間の学習を目安とします。
授業計画
1 中世と武家の時代―中世とは、武士とは何か―
  〔事前学習〕鎌倉時代史の概説書を読んでおくこと
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
2 鎌倉幕府と『吾妻鏡』-『吾妻鏡』の編纂方法・構成-
  〔事前学習〕『吾妻鏡必携』のⅠ『吾妻鏡』訓読法の熟読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
3 『吾妻鏡』の訓読方法①以仁王の挙兵―治承の内乱前夜―
  〔事前学習〕『吾妻鏡必携』のⅠ『吾妻鏡』訓読法の熟読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
4 『吾妻鏡』の訓読方法②平家の滅亡―壇ノ浦合戦と諸相―
  〔事前学習〕『吾妻鏡必携』と『平家物語』を併読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
5 『吾妻鏡』の訓読方法③守護地頭の設置―守護と地頭の成立―
  〔事前学習〕『吾妻鏡必携』と『平家物語』を併読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
6 『吾妻鏡』の訓読方法④奥州合戦―奥州藤原氏と平泉―
  〔事前学習〕『吾妻鏡必携』と『平家物語』を併読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
7 『吾妻鏡』の訓読方法⑤畠山重忠の乱―有力御家人の反乱―
  〔事前学習〕『吾妻鏡』と『愚管抄』を併読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
8 『吾妻鏡』の訓読方法⑥実朝暗殺―源家三代の滅亡―
  〔事前学習〕『吾妻鏡』と『愚管抄』を併読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
9 『吾妻鏡』の訓読方法⑦承久の乱―承久の乱の原因―
  〔事前学習〕『吾妻鏡』と『愚管抄』を併読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
10 『吾妻鏡』の訓読方法⑧貞永式目1貞永式目の総合的解説
  〔事前学習〕『吾妻鏡』と『日本思想大系』を併読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
11 『吾妻鏡』の訓読方法⑨貞永式目2検断沙汰の条文
  〔事前学習〕『吾妻鏡』と『日本思想大系』を併読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
12 『吾妻鏡』の訓読方法⑩貞永式目3雑務沙汰の条文
  〔事前学習〕『吾妻鏡』と『日本思想大系』を併読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
13 『吾妻鏡』の訓読方法⑪貞永式目4所務沙汰の条文
  〔事前学習〕『吾妻鏡』と『日本思想大系』を併読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
14 『吾妻鏡』の訓読方法⑫貞永式目5中世の裁判
  〔事前学習〕『吾妻鏡』と『日本思想大系』を併読
  〔事後学習〕授業内容のノート整理
15 小テストと解説
  〔事前学習〕第1回から第14回の内容を復習しておく。
  〔事後学習〕学習内容を整理する。
その他
教科書 関 幸彦・野口 実 編 『『吾妻鏡必携』』 吉川弘文館 2008年 第1版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%)
毎月、達成度の小テストあり
授業参画度は、史・資料作成能力とコメント力を重視
オフィスアワー 毎週火曜日12~14時、毎週水曜日12~14時、毎週木曜日13~14時30分

このページのトップ