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美学史1

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科目名 美学史1
教員名 樋笠勝士
単位数    2 学年 1・2 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 「美の哲学」としての「美学」の源流を学ぶー古代中世美学から近代美学前夜まで
授業のねらい・到達目標 前期は古代ギリシャ哲学に始まり中世キリスト教及びルネサンス、近代哲学前夜に至るまでの哲学的且つ宗教的な「美」の基本的概念やその理論を学ぶ。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 主に講義形態をとるが、一方通行にならないようリアクションペーパーは随時利用したい。
古代中世における美学、そして「美」の思想では、プラトン哲学やその影響を受けた新プラトン主義思想及びキリスト教哲学の思想が基軸となるので、関心を深めておくためにプラトンやその系列の思想の関連文献を読んでおくのが望ましい。また西洋中世におけるアリストテレス哲学の影響によって、「美」の概念が近代哲学にまで通底する認識論的な要素を深めていくので、アリストテレスの『形而上学』等も参照しておくとよい。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 「美学/Aesthetics」の起源としての「感性/aisthesis」の概念
[準備]美学への問題意識を明確にしておくこと
[事後]美学に対する自分自身の問題意識を絞り込むこと.
2 「美学」のテーマ<美と芸術と感性>に対する古代哲学の問いと近代のバウムガルテン「美学」の問い
[準備]美学への問題意識を明確にしておくこと
[事後]授業に基づき文献を調べること
3 古典美学とはどのような価値意識をもっていたのか・・・俯瞰図
[準備]前回の美学関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき文献を調べること
4 「美」の概念に関わる形而上学的思索の始まり
[準備]前回の美学関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき美のテーマについて自分の見解をつくっておくこと
5 詩人と哲学者・・・芸術と哲学
[準備]前回の古代美学史関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき美の多様性について自分の見解をつくっておくこと
6 詩と音楽と美
[準備]前回の古代美学史関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき美について文献を調査すること
7 「美の哲学」の源流としてのプラトン①・・・「美」の概念
[準備]前回の古代美学史関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき美のテーマについて整理しておくこと
8 「美の哲学」の源流としてのプラトン②・・・エロース論
[準備]前回のプラトン美学関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき恋のテーマについて考えておくこと
9 「美の哲学」の源流としてのプラトン③・・・「美」と超越
[準備]前回のプラトン美学関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき恋と美の連関について考えておくこと
10 新プラトン主義の美学①・・・形而上学的美学とは何か
[準備]前回のプラトン美学関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき恋と美の連関について考えておくこと
11 新プラトン主義の美学②・・・自然美と芸術美
[準備]前回の新プラトン主義美学関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき美と芸術の連関について考えておくこと
12 中世キリスト教哲学の美学①・・・形而上学と神学(宗教)
[準備]前回の新プラトン主義美学関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき美と宗教の連関について考えておくこと
13 中世キリスト教哲学の美学②・・・神学的美学と美的経験
[準備]前回のキリスト教美学関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき美と宗教の連関について考えておくこと
14 ルネサンスの哲学と美学
[準備]前回のキリスト教美学関連配布物を見ておくこと
[事後]授業に基づき美と科学の連関について考えておくこと
15 後期授業への架橋〜「美」と「芸術」の接点
[準備]前回配布物を見ておくこと
[事後]ノートを整理しておくこと
その他
教科書 なし
参考書 佐々木健一 『美学辞典』 東大出版会
今道友信(編) 『講座 美学 vol1~5』 東大出版会
竹内敏雄(編) 『美学事典(増補版)』 弘文堂
その他の参考書は教室にて紹介します。
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、リアクションペーパー(20%)
「試験」は期末にて実施しますが,レポートに変更する場合があります。また「リアクションペーパー」は毎回の授業にて「意見、質問、感想」を書いてもらうもので、その内容を評価します。
オフィスアワー 出校日の授業前後の時間帯。

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