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教職実践演習(中・高)

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科目名 教職実践演習(中・高)
教員名 青木 幸子
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
学期 集中 履修区分 必修
授業テーマ 使命感や責任感に裏付けられた実践的指導力を有する教員としての資質の構築
授業のねらい・到達目標 大学4年間で学んだ学習知と、教育実習で得られた経験・知見との更なる統合を図り、教科指導力や生徒指導力を養う。また教師としての使命感・責任感を持ち、将来にむけ成長し続ける教師としての自己像の構築を探究する。
授業の方法 ロールプレイング、ディスカッション、ドラマワーク等多様なアクティビティを活用し、グループワークを通した実践的学びを展開する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント テクストを読み、教育の現状をリサーチしたうえで、「今、教育現場で問題だと思うこと」を箇条書きにして用意しておく。
トピックとして、とりあげてほしいことを必ず明記すること。
授業計画
1 「今、教育現場の問題とは?」
【準備】新聞・ネット・雑誌等で、教育問題についてのトピックを調べてくる。(60分)
2 「チーム学校とは?」
① チーム学校とは具体的にいかなるものか?
② チーム学校が具体的に動き始めることで、どのような変化が起こるのか?
③ チーム学校を実施するための課題について考える。
【準備】チーム学校についてリサーチワークをおこなう。(60分)
3 教育課題の把握 ニュースショーで発表に挑戦
① 児童・生徒の実態と現状
② 生活指導
③ 学習指導
【準備】一回目の教育資料に加え、教育論文についての実例を収集すること(60分)
4 「学校とはどのような場所なのか?」
学校空間をいかに意味づけるかをディスカッションする。
【準備】入学式での校長の式辞、卒業式での式辞をはじめとして、印象に残っている先生方の言葉から母校の目指していたヴィジョンを振り返る。(60分)
5 教師として生きるということ~学び続ける教師像を~
 「物語がはじまるとき」の多様な事例から同僚性の構築・学ぶことの重要性を考える
【準備】「物語がはじまるとき」を読んで、事例から考えたことをメモしてくる。(120分)
6 PART1「いじめに対して、今できること」
具体的ないじめの現状を考察し、いじめ増加の社会状況を分析すると同時に人間関係構築を可能とするコミュニケーション能力育成のアイデァイをだし具体的手法を探究する。
【準備】いじめの事例等をリサーチし、解決の方法を模索する。(60分)
7 PART2「いじめに対して、今できること」
いじめに対する現実的解決法の事例をもとに、自らが挑戦できるいじめ対応、いじめない教室を目指しての方法を考え論作文する。
【準備】いじめ対応において効果をあげている事例を調べ、自身の考える方策をまとめる。(60分)
8 生徒指導の課題と対応策について~保護者との連携をめざして~

【準備】保護者との対応によって生徒指導の新たな境地を切り開いた事例を検証する。(60分)
9 教材研究・教材開発の進め方「おいしい授業のつくりかた」
主体的対話的な深い学びとしての授業デザインに挑戦する。
【準備】自分が夢中になった授業をピックアップし、その秘密がどこにあったか考察する。(60分)
10 言語活動の向上を目指すために、どのような学びをデザインすることが有効かを考える。
(準備)他者との関係構築における「表現力」向上は、どのような実践を通して習得可能か考察する。(60分)
11 「あったらいいなこんな学校」
生徒が学びの主人公になるために必要なものは何かを具体的に考察し、生徒の人格形成に寄与する教育を実現するための学習プログラム等を考える。
【準備】挑戦的な教育を実践している学校についてリサーチする。(60分)
12 「すべての授業は、問いからはじまる」
生徒達がワクワクする授業のため「問いのつくりかた」について考察する教材研究に挑戦。
【準備】各自教材を用意し、リサーチ・クエッションを考える。また、その「問い」を通して身に付くスキルについても考察する。(120分)
13 教職の専門性(教員の服務と研修、教師に求められる専門性)
教師が果たす機能について具体的に考察することから教師教育の現状と課題等を考える。
【コアカリキュラム】3-1 3-2 3-3
【準備】教師へのインタビュ-・アンケ-ト記事から教師の成長を考察する。(60分)
14 定期試験とシェアタイム
教職実践演習を通して自身が何を学んだかを論述する。(60分)
自身に論述した内容をグループでシェアするとともに、付箋等で書き出し、全員で共有する。(30分)
15 まとめと振り返り教師としての実践力をつけるために、「今、ここから」はじめることをミッションステートメントとして書き出し、シェアする。
【準備】10年後の自分を書き出してくる。(60分)
その他
参考書 青木幸子 『『物語が始まるとき 』 』 春風社 2014年 第1版
講義参加前にテクストを通読しておくこと。テクスト内の事例等をもとに、様々なアクティビティを行う。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(60%)
講義終了後毎時間コメントシートを提出し省察することにより学びの達成度を評価する。アクティヴィティにおける共同的創造的参加活動を評価する。
オフィスアワー 集中講義時に講師室

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