統計力学２

授業テーマ	微視的な物理法則を用いて巨視的な性質を導き出す方法を学ぶ
授業のねらい・到達目標	物質を構成する膨大な粒子の運動に物理法則と確率論とを適用し，物質の巨視的な性質を統計平均的な法則を用いることで明らかにできることを学び，修得する。
授業の方法	板書で授業を行う。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	講義前に教科書を予習し，講義後は復習をすること。

授業計画
1	古典統計力学の近似：量子論と古典論
2	古典統計力学の近似：エネルギー等分配の法則
3	低温と量子効果：熱力学の第3法則
4	低温と量子効果：低温の振動子系
5	低温と量子効果：空洞放射
6	低温と量子効果：固体の格子振動
7	到達度の確認と解説
8	開いた系と化学ポテンシャル：化学ポテンシャルの性質
9	開いた系と化学ポテンシャル：相平衡
10	開いた系と化学ポテンシャル：グランドカノニカル分布
11	フェルミ統計とボース統計：フェルミ粒子とボース粒子
12	フェルミ統計とボース統計：フェルミ分布，ボース分布
13	フェルミ統計とボース統計：理想フェルミ気体，理想ボース気体
14	到達度の確認と解説
15	これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める

その他
教科書	長岡洋介『統計力学』岩波書店 1994年
成績評価の方法及び基準	試験(50%)、授業参画度(50%) 試験：授業で行った範囲内の問題を出題する。
オフィスアワー	授業終了後