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ドイツ文学演習3

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科目名
平成28年度以降入学者
ドイツ文学演習3
科目名
平成27年度以前入学者
ドイツ文学演習3
教員名 大羅 志保子
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの『若きウェルテルの悩み』(Johann Wolfgang von Goethe: "Die Leiden des jungen Werthers", 1774) を読む。
授業のねらい・到達目標 授業内容が「18世紀以前の文学」と規定されている本授業では、ドイツ文学史上「最初の現代的な小説(Goethes Werther ist der erste moderne Roman,(---) (er) greift uns ans Herz, als wäre er heute erlebt, heute geschrieben. Ernst Beutler)」と称される、読んだことはなくても作品の題名だけは知っている、という人の多いゲーテの25歳の時の書簡体小説『若きウェルテルの悩み』を教材として、書簡体小説の特徴や、出版時の読書界を震撼させた「なぜ主人公は叶わぬ愛故に自殺しなければならなかったのか」という、それまでの小説では考えられなかった「愛が人間の自由意志によって死に結びつくこと(高橋義孝)」がありうるのか、というテーマも考えてみたい。
授業の方法 初回ガイダンス時に、授業の進め方や受講に際しての注意事項、並びに評価方法や基準について説明します。受講者は毎回必ず「充分な下調べをして(テキストの音読練習、語句や文法事項を丹念に調べ、説明・使用できるようにする、内容の大まかな把握など)」授業に臨んでください。その前提のもと、なるべく多くの人に発表してもらいます。発表者以外の受講生も全員、質問に答えるという形で授業に参加してもらいます。
履修条件 学科の履修規定による
事前学修・事後学修,授業計画コメント 受講者は毎回必ず「充分な下調べをして(テキストの音読練習、語句や文法事項を丹念に調べ、説明・使用できるようにする、内容の大まかな把握など)」授業に臨んでください。また事後学習として、授業のあった週の週末までに、授業で学習した事柄をノートに整理するようにしてください。テキストの音読練習に加えて、本文テキスト全体、またはテキスト中の単語やドイツ語特有の言い回しは書いて覚えるようにしてください。
授業計画
1 ガイダンス: 前期授業内容概説と作者ゲーテの生涯や本作品成立の簡単な説明。
2 Was ich von der Geschichte des armen Werther nur habe auffinden können ...
3 Die geringen Leute des Ortes kennen mich schon und lieben mich ...
4 Du kennst von alters her meine Art, mich anzubauen ...
5 Warum ich dir nicht schreibe? - Fragst du das und ...
6 Beim dritten englischen Tanz waren wir das zweite Paar...
7 Was man ein Kind ist! Was man nach so einem Blicke geizt!
8 Ja, liebe Lotte, ich will alles besorgen und bestellen ...
9 Ich war im Begriff abzubrechen; denn kein Argument bringt mich so aus der Fassung ...
10 Es ist ein Unglück, Wilhelm, meine tätigen Kräfte sind ....
11 Das war eine Nacht! Wilhelm! nun überstehe ich alles ...
12 Gestern sind wir hier angelangt. Der Gesandte ist ...
13 授業内試験(1)
14 授業内試験(2)
15 試験の解説と補足
その他
教科書 Johann Wolfgang Goethe. Die Leiden des jungen Werthers., Reclam (ISBN 978-3-15-000067-0), 2014
邦訳がありますから、それを参照してもかまいません。例えば:ゲーテ/高橋義孝訳『若きウェルテルの悩み』(新潮文庫、平成26年、第122刷)
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(60%)、授業参画度(40%)
第13回もしくは第14回に授業内試験を行います。授業参画度で十分評価可能な場合は、課題等で試験にかえる場合があります。
オフィスアワー ドイツ文学科事務室に申し出てもらい、面談日を決めます。

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