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教育制度論 (教職コース科目)

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科目名
平成28年度以降入学者
教育制度論 (教職コース科目)
科目名
平成27年度以前入学者
教育制度論
教員名 北野 秋男
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 社会と教育・教育制度の基本的な関係性を学ぼう
授業のねらい・到達目標 本講義は、戦後から現代までの日本社会の発展と諸問題を考察しながら、教育・教育制度の基本理念や実態の変容を確認することである。とりわけ、戦後の教育機会の均等による平等主義政策が、経済的な発展を背景としながら、次第に能力主義・業績主義に移っていく様相を分かりやすく解説したいと考える。こうした教育・教育制度におけるメリット・デメリットは何であろうか。日本社会における政治、経済、教育、福祉の分野など広範囲に考察しながら、様々な教育問題を具体的に検討したいと思う。ポイントなる点は、我が国の学校制度、教育行政・制度の基本を学びながら、今何が問題となっているかを検討する。
授業の方法 戦後の政治、経済、文化、福祉などの分野とも関連が深い教育・教育制度の問題を広範囲に考察しながら、戦後から現代までの教育のあり様の変化を考察する。学校制度・教育制度の問題を、具体的なトピックを基に考察を進めていくが、教育問題が日本の政治、経済、文化、福祉などの分野とも深く関連することを理解したい。授業内では、教育制度のメリット・デメリットも考え、討論しながら、何が本質的な問題かを検討する。欧米の教育制度や教育問題などとも比較しながら、問題点を検討することも行う。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント テキストを十分に読むこと。授業時間内に課題を与え、短いレポートを提出してもらうこともある。授業内の学習活動として評価する。また、授業の最後にはA4(1枚)のレポートも提出してもらう。レポートの課題は、授業内で指示する。参加型の授業展開をなるべく多く取り入れるので、受講学生の積極的な受講を求める。
授業計画
1 ガイダンス、授業計画、授業方法、評価方法など
2 近代公教育制度の形成と発展(近代国家の成立と公教育)
3 戦後の日本社会の経済的発展と教育の基本理念(近代学校制度の理念)学校選択制制度の導入経緯
4 新自由主義的社会と教育改革-教育の市場化・民営化の現状と課題
5 教育における競争と結果ー学校選択制制度のメリット・デメリット(ミニレポート)
6 教室文化の形成と発展の歴史
7 日本の地方自治と教育委員会制度
8 日本の経済的発展と格差問題
9 戦後から現代までの教育格差・学力格差の変容(ミニレポート)
10 能力の違いは、なぜ生まれるか-学力テストと学力格差問題
11 職業としての教員-教員の身分・待遇・養成制度など-
12 日本におけるマイノリティ問題-特別支援学校制度の理念と課題-
13 授業内試験
14 要点の整理と理解度の確認
15 総括・レポート返却
その他
教科書 北野秋男編著 『教育学へのアプローチ-教育と社会を考える18の課題-』 啓明出版 2017年 第1版
教科書は購入すること。試験は教科書を参照可とする。
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、レポート(20%)、授業内テスト(60%)
上記の内容で、総合的に評価する。
オフィスアワー 授業の開始前と開始後に実施する。メールアドレス:kitano@chs.nihon-u.ac.jp

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