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科目名 平成28年度以降入学者 |
現代社会学理論1 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
現代社会学理論1 | ||||
教員名 | 犬飼 裕一 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 21世紀に理論とは?社会科学に対する社会学 |
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授業のねらい・到達目標 | 21世紀初頭の視点から見ると、20世紀の理論は互いに別個に発展した二つの流れを架橋することによって成り立っていました。一つは19世紀以来の実証主義(科学主義)の延長としての立場で、経済学や政治学、法律学といった今日でも社会科学の主流をなしている立場です。そして、もう一つは、20世紀初頭の哲学界や科学界で起こった「革命」や「転回」以降に成立した立場です。「科学革命」「ニューサイエンス」「サイエンスウオーズ(科学戦争)」「言語論的転回」「自己組織性」「複雑性」といった言葉で表現される現象が同時多発的に生じ、それまでの科学観や学問観、そして社会観との間で亀裂が生じました。社会学理論は、20世紀に生じた亀裂にまたがって両者の立場を観察しながら議論を展開してきたといえます。本講義では現代社会学理論がおかれている上記の状況をふまえて今後の理論の展開を考えていきます。 |
授業の方法 | 講義の方法としては、現代の理論の課題に対して過去の理論家の議論がどのように呼応しているのかを明らかにしていく形で進めていきます。過去の理論家の取り組みを現代の問題に生かすことは、同時に目先の課題や奇抜な表現に必要以上に目を奪われることを回避することになると考えるからです。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 講義時間中に指示する参考文献を事前に読んでおいてください。そして、事後に各自で文献を読んで考えたことと講義を聴いて考えたことをノートにまとめることを推奨します。 |
授業計画 | |
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1 | 理論の課題、「社会」を理解すること |
2 | 「理解」とは? |
3 | 理解の理論 |
4 | 科学、学問、Science、Wissenschaft |
5 | 「社会」について語ること |
6 | 語りの形 |
7 | 機械と生物、メカニズムとオルガニズム |
8 | 直線と螺旋、客観性と自己言及性 |
9 | 課題を発見するという課題 |
10 | 発見を課題とするという発見 |
11 | 「世界」という課題 |
12 | 「現代」という課題 |
13 | 解釈学と理解社会学、現象学と社会 |
14 | 再論、「社会」について語ること |
15 | 社会修辞学 |
その他 | |
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教科書 | 犬飼裕一 『方法論的個人主義の行方』 勁草書房 2011年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、平常点(10%)、レポート(40%) |
オフィスアワー | 授業時間割が決定してからオフィスアワーを決定します。 |