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平成27年度以前入学者 | ゼミナール1 | ||||
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教員名 | 犬飼 裕一 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 通年 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 社会学史のなかの社会 |
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授業のねらい・到達目標 | 社会学史と社会学理論をクルマの両輪のように考えています。社会学や社会哲学の古典的な著作を読みながら、今日まで読まれてきた著作に登場する「社会」について考えます。それはモノではなく目にも見えない「社会」について、様々な視点から語る語り方の歴史でもあります。また、社会科学の理論というのは、究極的には「社会」についての語り方でもあるので、常に現代の社会学理論課題とも直結しています。1年間で資料収集の方法や、文献の読み方や論文の書き方、そして報告や討論の仕方について学習していくなかで、卒業研究の課題に到着する道筋を探ります。 |
授業の方法 | まず、受講者と相談して議論のたたき台になる文献を選び、どのように読んでいくかを考えます。社会学理論と社会学史に関心のある受講生の積極的な参加を期待します。ゼミの主人公はあくまでも受講者ですから、受講者相互と教員の間に実り多い相互作用が生まれることを期待します。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | なによりも課題の図書を事前に読んでおいてください。そして、事前に読んだ内容について疑問や自分なりの意見を持つことで、ゼミの席上での討論に積極的に参加してください。事後の学修としては、ゼミで取り上げられた箇所について再度読み直し、ノートに感想や自分の考えを書きましょう |
授業計画 | |
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1 | 導入と自己紹介 |
2 | 学術文献の読み方とノートの取り方 |
3 | 報告の方法 |
4 | 文献選択と解説、注意事項(その1) |
5 | 文献選択と解説、注意事項(その2) |
6 | 講読と討論1社会とは何なのか |
7 | 講読と討論2社会について語ること |
8 | 講読と討論3語りの様式 |
9 | 講読と討論4哲学、歴史学と社会学 |
10 | 講読と討論5社会学の社会学 |
11 | 講読と討論6自己言及性の問題 |
12 | 講読と討論7社会科学と社会学 |
13 | 講読と討論8人類学、心理学との関係 |
14 | 総括討論とレポート作成支援(その1) |
15 | 総括討論とレポート作成支援(その2) |
その他 | |
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教科書 | 竹内洋 『社会学の名著30 (ちくま新書)』 筑摩書房 2008年 ゼミで講読する文献を決めるための資料として使用します。受講者は購入してできるだけ速く通読しておいてください。 |
参考書 | 演習で取り上げる文献の候補の一部を挙げておきます。 参考書(講読文献候補の一部) 1.マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫) 2.デュルケーム『自殺論』(宮嶋喬訳、中公文庫) 3.和辻哲郎『風土』(岩波文庫) 4.オルテガ『大衆の反逆』(ちくま学芸文庫) 5.ポール・ウィリス『ハマータウンの野郎ども』(ちくま学芸文庫) 6.宮本常一『忘れられた日本人』(岩波文庫) 7.ゲオルク・ジンメル『ジンメル・コレクション』(ちくま学芸文庫) 8.ユルゲン・ハーバマス『イデオロギーとしての技術と科学』(平凡社ライブラリー) |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、レポート(30%)、授業参画度(40%) |
オフィスアワー | 授業時間割が決定してからオフィスアワーを決定します。 |