文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 国文学科 > 文献資料解読2
日本大学ロゴ

文献資料解読2

このページを印刷する

平成28年度以降入学者 文献資料解読2
平成27年度以前入学者 文献資料解読2
教員名 竹田 志保
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 〈資料〉を読む
授業のねらい・到達目標 文学テクストの周辺には様々な〈資料〉がある。たとえば草稿、初出雑誌、単行本などのテクスト成立に関わる〈資料〉、また日記や書簡あるいは伝記や回想などの〈作者〉にまつわる〈資料〉がある。さらにはテクストが書かれた時代を知るための〈資料〉、テクストがどのように読まれてきたのかを知るための〈資料〉もある。本授業では、宮本百合子の小説「伸子」「二つの庭」を題材として、文学テクストを多角的に分析するために必要な〈資料〉の調査・解読の方法を学修する。
授業の方法 授業は講義形式をとる。プリント資料を配布し、それに基づいて解説をする。随時、受講者に対してコメントカードや課題の提出も求める。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 〈資料〉を扱う授業であるため、実際に受講者には資料調査・分析などの課題を行ってもらう場合がある。課題の詳細は授業時に指示する。受講者には積極的かつ能動的な参加を求める。
授業計画
1 ガイダンス
2 〈資料〉とは何か
3 テクストと〈資料〉との関係
4 テクストの成立 ① 原稿・初出雑誌
5 テクストの成立 ② 単行本・再刊
6 テクストの成立③「続編」という問題
7 〈作者〉にまつわる情報 ① 日記
8 〈作者〉にまつわる情報 ② 手紙
9 〈作者〉にまつわる情報 ③ 回想・伝記
10 同時代言説について ① ゴシップ
11 同時代言説について ② 同時代評
12 先行研究を読む ① 研究史(戦後)
13 先行研究を読む ② 研究史(現代)
14 先行研究を読む ② 歴史・社会学との横断
15 授業のまとめ
その他
教科書 教科書は特に指定しない。適宜プリントを配布する。
参考書 沢部仁美 『『百合子、ダスヴィダーニャ 湯浅芳子の青春』』 文藝春秋 1990年
翰林書房 『『往復書簡—宮本百合子と湯浅芳子』 (黒澤亜里子)』 2008年
その他については、授業時に指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、レポート(60%)
平常点は、授業の出席状況、コメントカードや課題などの内容・提出状況を基に評価する。全授業回数の1/3以上を欠席した場合は、単位を認めない。
オフィスアワー 授業終了時

このページのトップ