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平成28年度以降入学者 | 東洋史特講3 | ||||
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平成27年度以前入学者 | 東洋史特講3 | ||||
教員名 | 藤原 敬士 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 「中国」を見る―ヨーロッパにおける中国認識 |
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授業のねらい・到達目標 | 17世紀以降交流が盛んになるヨーロッパ諸国(およびアメリカ)と中国とは、それぞれに長い「歴史」を持つ者同士としてお互いの異質さに向き合わなければならなかった。そして相手がより重要であればあるほど、相手を自らの「歴史」の中に取り込んでいこうとするものである。 本講義では、マルコポーロから20世紀に至るまでのヨーロッパ人の対中国観を概観する。その中には中国に対する侮蔑・幻想・畏敬・礼賛など様々な態度があったが、そうした認識の論争を通じてヨーロッパ諸国がいかに中国を自らの「歴史」の中に取り入れていったかについて考えてもらうことを到達目標とする。 |
授業の方法 | 講義形式である。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 本テーマは世界史の背骨に相当するものなので、中国古代の君主に関するものから近代フランスの啓蒙思想に至るまで様々な世界史的知識を必要とする。世界史未履修者には講義の中で理解が進むよう心掛けるが、事前事後学修としてそれらの基礎的事項について調べてもらう予定である。 |
授業計画 | |
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1 | オリエンテーション―本当に”ポスト”トゥルースか |
2 | まだ見ぬ中国 |
3 | 宣教師にとっての中国 |
4 | 「世界史」への組み込み |
5 | 啓蒙思想家たちの中国 |
6 | あたらしい「世界史」の誕生 |
7 | 乾隆帝に面会したイギリス人 |
8 | ヨーロッパの変容 |
9 | 新たな知見 |
10 | 中国学の確立 |
11 | 産業革命を経たヨーロッパ人の自負 |
12 | 中国の混迷 |
13 | 「不変」から「後進」へ |
14 | 習得度の確認 |
15 | 全体のまとめ |
その他 | |
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参考書 | 大野英二郎 『『停滞の帝国』』 国書刊行会 2011年 第初版 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(50%)、授業参画度(30%) 平常点は講義内の小レポート、レポート点は学期末に提出してもらうレポートで評価する。 課題は追って伝える。 |
オフィスアワー | 講義の始めか終わりに申し出てください。 |