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労働法1

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平成28年度以降入学者 労働法1
平成27年度以前入学者 労働法1
教員名 松井 丈晴
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 労働基準法を理解する
授業のねらい・到達目標 1.職場で出会う基本的な労働問題を理解すること。
2.労働基準法の内容を理解すること。
バイト先での違法な出来事や就職前又は就職後に知っておいた方が良いことなどが学べ、その対処方法を知ることができる。
授業の方法 就業構造・労働環境が大きく変化するなかで、職場において発生する法的問題、すなわち、採用・入社から退職(解雇)までの間に職場で出会う基本的な労働問題について、関連法規等を紹介しながらできるだけ簡潔に講義する。本講義では、労働基準法の内容を中心として講義する予定である。
履修条件 200名を超えた場合、最初の授業出席者のみの履修を認め、2回目以降は履修を認めない場合もありますので、
必ず、最初の授業に出席すること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 自分のアルバイト経験などで構わないので、労働問題について常に意識をしつつ、取り組んでもらいたい。
何回か授業関連テーマに関するレポートの提出や小テストを実施し、20%の成績評価を行う。
ブラックボードで配布プリントはあらかじめ添付するので、毎回授業前にダウンロードをし、予習をし、授業に臨むこと。
授業計画
1 労働法序説
民法(一般法)と労働法(特別法)との関係を説明した上で、なぜ、労働法が必要なのかを理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
2 労働契約の締結と雇用の成立(1)
採用の自由については、どこまで許されるのか。また、採用の自由の例外は何かを理解する。
採用内定による労働契約成立の時期と内定期間中の法律関係(例:入社前研修やレポート提出義務)について理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
3 労働契約の締結と雇用の成立(2)
契約期間は何年まで定めることができるのか。労働者への損害賠償(留学費返還請求など)について理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
4 労働基準法と労働条件決定のしくみ(1)
労働基準法上の労働者・使用者と労働組合法上の労働者・使用者の違いについて理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
5 労働基準法と労働条件決定のしくみ(2)
労働契約上の権利義務関係(賃金支払い義務と労務提供義務などの主たる義務、安全配慮義務や競業避止義務などの付随義務)について理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
6 労働基準法と労働条件決定のしくみ(3)
労働契約、就業規則、労働協約とは何か。
労働契約、就業規則、労働協約との三者間関係について理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
7 雇用の展開と労働契約(1)
配転と出向の違いと権利濫用法理による制限について理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
8 雇用の展開と労働契約(2)
労働条件の不利益変更、懲戒処分について理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
9 賃金の保護(1)
労基法上の賃金とは何か、平均賃金の考え方、賃金の決め方について理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
10 賃金の保護(2)
労基法24条の賃金支払いの原則について理解する。
休業手当、賞与、退職金について理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
11 労働時間、休憩、休日、年次有給休暇(1)
労働基準法上の労働時間とは何か。労働時間規制について理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
12 労働時間、休憩、休日、年次有給休暇(2)
時間外労働(時間外労働義務はあるのかなど)と割増賃金(割増率など)について理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
13 労働時間、休憩、休日、年次有給休暇(3)
年次有給休暇(例えば、アルバイトは年休を取得できるのかなど)の法的性質について理解する。
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
14 まとめと小テスト
15 講義内容の整理
【準備】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。
その他
教科書 増田幸弘 『フロンティア労働法』 法律文化社 2014年 第2版
ブラックボード上に添付した資料とは別に、適宜必要に応じ、参考資料としてプリントを配付します。
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、授業内テスト(20%)
試験80%、小テスト20%で評価する。
なお、小テストを実施した際、欠席した場合は、救済レポートの提出を認める。
オフィスアワー 授業開始前後、本館2階講師室にて20分間受け付ける。
また、ブラックボードを利用するので、各自使えるようにすること。
備考 履修を検討している学生は必ず最初の授業に出てくること。
関連する法律科目(法学通論、市民社会と法など)を受講することでより理解が深まる。

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