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科目名 平成28年度以降入学者 |
倫理学概論1 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
倫理学概論1 | ||||
教員名 | 嘉吉 純夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | 「正邪善悪」と「幸福」をめぐる諸考察 |
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授業のねらい・到達目標 | 受講生自身の人生観確立のために役立つように配慮しながら、前半は「正邪善悪」をめぐる諸問題を(現代における倫理的諸課題を意識しつつ)考察し、後半は、倫理思想史上に現われた様々な幸福観を取り上げて、それらを現代に生きるわれわれの立場から批判的に考究する。教養人となるのにふさわしい倫理観と人生観を涵養するのが、本講座のねらいである。 |
授業の方法 | 上記授業テーマの下、各回ごとに個別的な論題を設定して講義を進める。基本的に問題提起型の授業なので、授業中に取り上げられる問題や思想について(板書等を機械的に写して覚えるというような受け身の姿勢ではなく)主体的・批判的に考察するという姿勢が要求される。 |
履修条件 | 哲学科以外の学生については、原則として2年生以上にのみ履修を許可し、哲学科以外の学科の1年生の履修は認めない。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 常日頃、できるだけ新聞等に目を通し、現代社会の最新の倫理的問題について情報と知識を入手しておくこと。また、授業開始前には、知性と感性を活性化させ、知的探究心と批判精神とを発動させる準備を整えておくこと。事後には、講述内容を反芻して、自分自身の考えを確立すること。 |
授業計画 | |
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1 | 序論 倫理学入門 (ガイダンス的内容も含む) |
2 | 「正邪善悪」をめぐる諸問題(1) 倫理の普遍性と相対性 (事前に、教科書のプロタゴラスにかかわる説明を読んでおくこと) |
3 | 「正邪善悪」をめぐる諸問題(2) 法的判断と倫理的判断、動機説と結果説 (事前に、教科諸のベンサムとカントにかかわる説明を読んでおくこと) |
4 | 「正邪善悪」をめぐる諸問題(3) 「知」と「情」と「意」 (事前に、教科書のソクラテス、ヒュームおよびカントにかかわる説明を読んでおくこと) |
5 | 「正邪善悪」をめぐる諸問題(4) 幸福説と義務説 (事前に、教科書のベンサムとカントにかかわる説明を読んでおくこと) |
6 | 「幸福」をめぐる諸考察(1) 利己的快楽主義 (事前に、教科書のアリスティツポスとエピクロスにかかわる説明を読んでおくこと) |
7 | 「幸福」をめぐる諸考察(2) 公衆的快楽主義(功利主義)上 (事前に、教科書のベンサムにかかわる説明を読んでおくこと) |
8 | 「幸福」をめぐる諸考察(3) 公衆的快楽主義(功利主義)下 (事前に、教科書のミルにかかわる説明を読んでおくこと) |
9 | 「幸福」をめぐる諸考察(4) 活動説 (事前に、教科書のアリストテレスにかかわる説明を読んでおくこと) |
10 | 「幸福」をめぐる諸考察(5) 脱俗説・超俗的幸福観 (事前に、教科書のキュニコス学派とストア学派にかかわる説明を読んでおくこと) |
11 | 「幸福」をめぐる諸考察(6) 哲学的・宗教的幸福観 (事前に、教科書のプラトンとキリスト教にかかわる説明を読んでおくこと) |
12 | 「幸福」をめぐる諸考察(7) ラッセルの幸福論とアランの幸福論他(事前に、教科書のラッセルにかかわる説明を読んでおくこと) |
13 | 不幸脱出法について考える (事前に、教科書のキルケゴールとニーチェにかかわる説明を読んでおくこと) |
14 | 到達度の確認のための考査(テスト)と補足的説明および要点の確認 |
15 | 総括と質疑応答 |
その他 | |
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教科書 | 嘉吉純夫・斎藤隆共編著 『西洋思想の要諦周覧』 北樹出版 1994年 第1版 毎回の授業で全面的かつ逐次的に参照・使用するわけではないが、哲学科の学生として必須の知識・情報が詳細に記載されているので、教科書として指定する。なお、本書は「思想史1・2」においても使用する。 |
参考書 | 必要に応じて授業中に指示する |
成績評価の方法及び基準 | 試験(95%)、授業参画度(5%) 試験は、出席不足だと解答し難い問題を出します。 |
オフィスアワー | 土 12:20 ~13:00 2号館12階 の嘉吉の研究室 |