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科目名 平成28年度以降入学者 |
民俗文化論 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
民俗文化論 | ||||
教員名 | 斎藤 弘美 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | <日本の四季と民俗文化> 日本人を日本人たらしめている民俗文化は四季を持つ日本の風土に根ざしている。 四季がある生活は当たり前のようだが、世界では必ずしも普通ではない。 また日本人の生活の基盤となった稲作は、日本人に季節の移り変わりを強く意識させる大きな要因となり、さらには日本人の世界観にも大きく影響している。 日本の四季が民俗文化の形成にどのように関連してきたかを、生産・生業や信仰などから考える。とりわけ年末年始を含む後期ならではの実体験を通して、日本人が1年を、人の一生をどのように捉えてきたか、「四季」「季節」という視点から考察する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 民俗学は「発見」の学問であり、「あたりまえを疑う」ことから始まる。 民俗文化論の授業では、普段、日本に暮らしていて当たり前と感じて疑問を持たずに過ごしている自らの生活に潜む「民俗」に出会う面白さを経験し、自分たちの日常生活に無意識に組み込まれている価値観や行動規範に気づくよう、民俗学的感性を磨いていく。 今年度は「四季」をキーワードに、自らの生活に根ざしている「民俗」を発見し、最終的にはレポートとしてまとめる。 |
授業の方法 | 講義形式で進めるが、講義を聴くことで湧いてきた疑問には、毎回、質問票に答える形で双方向授業を行う。 また、理解を助けるためにビデオやDVDの視聴も適宜入れていく。 実際に民俗を体験し、考えることも大切なので、授業の最後にレポートの提出を求める。 授業で最も大切なのは「気づく」「考える」習慣。これを身につけられるよう重要な項目については繰り返し触れていく。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業中の板書は要点項目のみ記載するので、事後学習で必ずノートを整理し、復習しておくこと。 事前学習として、前回までの履修内容を確認し、次の授業の理解に備えること。 授業終了時に提出するリアクションペーパーの質問については次の授業で答えていくが、当然それについても授業の一環であると認識しておく。 |
授業計画 | |
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1 | 「春夏秋冬」は日本の常識、世界の非常識? |
2 | 春は花見、秋は月見の民俗文化 |
3 | 年中行事① ~カミを招き、豊作を祈る「春」 |
4 | 年中行事② ~農休みに厄をはらう「夏」 |
5 | 祝日は神様のために ~「みんな一緒に」働き、休む文化の背景にあるのは? |
6 | イベントは四季がポイント ~ボジョレーヌーボーは日本の民俗文化 |
7 | 年中行事③ ~収穫を祝い、カミに感謝する「秋」 |
8 | 年中行事④ ~命(魂)を増やす「冬」 |
9 | 人の一生と田の1年 |
10 | 世界遺産としての「和食」と行事食 |
11 | 地域と季節感 ~南北に長い日本列島の四季 |
12 | 豆まきから恵方まきへ ~民俗の変化と不変 |
13 | 講義内容の整理・授業内試験と解説(1) |
14 | 講義内容の整理・授業内試験と解説(2) |
15 | まとめ |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 必要に応じて授業中に指示、または資料を配布する |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(10%)、レポート(35%)、授業内テスト(35%)、授業参画度(20%) 第13回もしくは第14回に授業内試験を行う |
オフィスアワー | 非常勤講師室、授業の前後 |
備考 | 過去、または今年度に民俗学1または2を受講していることが望ましい |