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物性物理学1

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平成27年度以前入学者 物性物理学1
教員名 滝沢 武男
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 物理学科
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 膨大な数の粒子(原子)の集合が、無数の物質の源となり世界を形成している。物質を知ることが世界を知ることである。
授業のねらい・到達目標 気体の圧力等を分子のレベルで理解することから出発し、種々の粒子(原子)から物質が構成される仕組みを学ぶ。また、ほとんどの物質が一定の構造を持つ結晶からなっていることを理解し、この結晶の構造を調べるためのX線回折の基礎を学ぶ。
授業の方法 前もってBlackBoardにテキストをアップし、このテキストに基づいて講義する。毎時間、小テストを行う。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 物理についての総合的な知識が必要になるので、力学、電磁気学、熱力学の初歩を再学習しておくこと。後期に物性物理学IIを履修することが望ましい。
授業計画
1 原子の構造と周期表
2 気体分子運動論と気体の圧力
3 自由空間における粒子の運動と平均自由行程
4 粒子の速度分布と速度空間(マックスウェルボルツマン分布)
5 生存方程式と壁にあけた穴から飛び出す粒子の算出法
6 真空とその作り方及びその必要性
7 気体の蒸発、蒸気圧、気化熱、熱伝導
8 自由電子モデルによる電気伝導の古典論とその限界
9 フェルミ粒子としての電子の性質(古典論の限界と量子論の必要性)
10 結晶の種類(基本格子、単位格子、ブラベー格子)
11 X線と原子(X線発生の仕組み、特性X線)
12 電子・原子によるX線の散乱の仕組みとその利用法
13 逆格子の定義とその必要性
14 到達度の確認
15 授業内試験と解説
その他
参考書 木下 是雄 『物質の世界』 培風館 1972年
上記以外の参考書は、授業の際に伝える。
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、第7回あるいは第8回に試験を行う(40%)、第13回あるいは第15回に試験を行う(40%)
オフィスアワー 授業でE-mailアドレスを伝えるのでそちらに連絡すること

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