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科目名 平成28年度以降入学者 |
美学演習8 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
美学演習8 | ||||
教員名 | 高橋 陽一郎 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 近代美学の基礎文献読解 |
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授業のねらい・到達目標 | 近代美学のもっとも重要な著作の一つ、ニーチェの『悲劇の誕生』を第16節から最後まで講読する。この部分は同著作の後半に相当し、ニーチェの歴史理解以上に、同時代や未来を見据えた見解が多くなっている。したがって、この部分を講読することは、①「近代という時代が何を失ったか」という問題意識から生まれるニーチェの近代批判と、②ニーチェ以降に現れるいわゆる現代藝術を思想的に理解するために、きわめて有益であると思われる。 |
授業の方法 | 輪読形式で進める. |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | ニーチェの思想を十全に理解するために、それぞれの回で問題となっていたことを備忘的に記録することを勧める。また、理解を助けるためにも、質問を大いにされたい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:『悲劇の誕生』前半部の解説 [準備]なし |
2 |
『悲劇の誕生』第16節の講読:ニーチェのショーペンハウアー受容 [準備]なし |
3 |
『悲劇の誕生』第17節の講読:悲劇の誕生 [準備]第2回の講読部分を再読し論点を確認する |
4 |
『悲劇の誕生』第17節の講読:悲劇の衰退 [準備]第3回の講読部分を再読し論点を確認する |
5 |
『悲劇の誕生』第18節の講読:ソクラテス的楽観主義からの脱却 [準備]第4回の講読部分を再読し論点を確認する |
6 |
『悲劇の誕生』第19節の講読:オペラについて(1) [準備]第5回の講読部分を再読し論点を確認する |
7 |
『悲劇の誕生』第19節の講読:オペラについて(2) [準備]第6回の講読部分を再読し論点を確認する |
8 |
『悲劇の誕生』第20節の講読:ドイツ文化の再生 [準備]第7回の講読部分を再読し論点を確認する |
9 |
『悲劇の誕生』第21節の講読:再びディオニュソス的藝術について [準備]第8回の講読部分を再読し論点を確認する |
10 |
『悲劇の誕生』第21節の講読:ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」について [準備]第9回の講読部分を再読し論点を確認する |
11 |
『悲劇の誕生』第22節の講読:悲劇的神話について [準備]第10回の講読部分を再読し論点を確認する |
12 |
『悲劇の誕生』第23節の講読:近代文化批判(1) [準備]第11回の講読部分を再読し論点を確認する |
13 |
『悲劇の誕生』第24節の講読:近代文化批判(2) [準備]第12回の講読部分を再読し論点を確認する |
14 |
『悲劇の誕生』第25節の講読:ニーチェの予言 [準備]第13回の講読部分を再読し論点を確認する |
15 | 授業のまとめ―『悲劇の誕生』の美学と現代の藝術― |
その他 | |
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教科書 | ニーチェ(西尾幹二訳) 『悲劇の誕生 (中公クラシックス)』 中央公論新社 |
参考書 | 授業中に適宜指示する |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(50%)、授業参画度(50%) 毎回出席を取る。出席率が50パーセントに満たない受講生は評価対象外とする。 |
オフィスアワー | 水曜日12:10~13:00、2号館21202。あるいは授業後に教室にて。 |