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特殊研究ゼミナール2

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平成27年度以前入学者 特殊研究ゼミナール2
教員名 紅野 謙介
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ 小説分析の方法
授業のねらい・到達目標 近現代小説を徹底的に解読する。林芙美子の戦後短篇と長篇「浮雲」に対象を定めて、小説を読み、研究するにはどのようなアプローチがあるのか。小説の内容や表現を細かく分解しながら、考察していく。研究方法を学ぶとともに、論文やレポートの書き方を学習する。
授業の方法 演習形式のゼミとする。3年生を中心に分担して発表を行う。発表に際しては必ず資料を作成し、どのような問題意識のもとでテーマ設定したかを明確にしながら、報告を行なう。毎回、4年生から司会、コメンテーターなどの役割を決めて議論が活発に展開できるようにする。学期末にはレポートを書く。
履修条件 受講を許可された3年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は、特殊研究ゼミナール1(前期)の第1回目の授業で申し出ること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント この授業のねらいや進め方をめぐるガイダンスの後、発表の順序やテーマについて協議する。その後、2回目から発表に入る。担当は事前に連絡する。
授業計画
1 ガイダンス
2 林芙美子について
3 戦中戦後の文学状況を概観する
4 「晩菊」について1:問題点の洗い出しと内容
5 「晩菊」について2:文体と身体
6 「水仙」について1:語りと会話
7 「水仙」について2:書き込まれる歴史
8 「骨」について1:ジェンダーの視点
9 「骨」について2:批評と政治性
10 「浮雲」について1:問題点の洗い出しと内容、先行研究
11 「浮雲」について2:構成と文体について
12 「浮雲」について3:歴史的な文脈から
13 林芙美子の戦後を考える
14 課題作成
15 まとめ
その他
教科書 林芙美子 『浮雲』 新潮文庫
「浮雲」以外はプリントをpdfにして配布する。
参考書 林芙美子 『晩菊・水仙・白鷺 (講談社文芸文庫)』 講談社
林芙美子 『ちくま日本文学20 林芙美子 (ちくま文庫)』 筑摩書房
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、レポート(40%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 授業終了後、研究室にて20分間。メールは、kohno★chs.nihon-u.ac.jp(★を@に変換してください)。

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