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平成28年度以降入学者 | 東洋史概説2 | ||||
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平成27年度以前入学者 | 東洋史概説2 | ||||
教員名 | 高井 康行 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 文書からみた東部ユーラシアの国際交流 |
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授業のねらい・到達目標 | 東部ユーラシアにおいては古来から文書のやり取りを通じた国家間の交流・交渉が行われており、そこで用いられた文書の書式・文言などについて各国の間で共通の認識を形成していた。したがって、状況に応じて如何なる形式の文書を用いたのかを知れば当時の国際関係・国際秩序の一端をうかがうことが可能となる。本講義では東部ユーラシアの国家間の交渉に用いられた文書の形式とその変遷を紹介し、それを通じて当該地域の国際交流について理解し、説明できるようになることを目標とする。 |
授業の方法 | 板書を中心とした講義形式でおこなう。資料等は必要に応じて配付する。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前学習としてシラバスに掲載されている参考文献に目を通しておくこと、事後学習として授業中に紹介した参考文献に目を通し授業内容の復習し定着化させることを推奨します。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 東部ユーラシアの国際交流における文書の位置づけ [準備]各参考文献の関連個所を読んでおくこと。 |
2 |
春秋・戦国期の会盟:東部ユーラシアにおける外交の源流として [準備]参考書(1)の関連個所を読んでおくこと。 |
3 |
志賀島発見の金印の意味:印綬をめぐる国際秩序 [準備]参考書(2)(3)の関連個所を読んでおくこと。 |
4 |
4から6世紀の東部ユーラシアの国際交流と文書 [準備]参考書(3)(4)の関連個所を読んでおくこと。 |
5 |
隋唐時代の文書と東部ユーラシアの国際交流(1)遣隋使と国書 [準備]参考書(3)(5)の関連個所を読んでおくこと。 |
6 |
隋唐時代の文書と東部ユーラシアの国際交流(2)外交文書の形式の整理 [準備]参考文献(3)(5)の関連個所を読んでおくこと。 |
7 |
隋唐時代の文書と東部ユーラシアの国際交流(2)外交文書と国際秩序 [準備]参考文献(3)(5)の関連個所を読んでおくこと。 |
8 |
10〜13世紀の文書と国際秩序(1)外交文書の形式の整理 [準備]参考文献(5)(6)の関連個所を読んでおくこと。 |
9 |
10〜13世紀の文書と国際秩序(2)澶淵体制と文書 [準備]参考文献(5)(6)の関連個所を読んでおくこと。 |
10 |
14世紀以降の外交文書:外交文書としての「咨」 [準備]参考文献(8)の関連個所を読んでおくこと。 |
11 |
鎖国期の日本と外交文書(1)文書から見た日清交流 [準備]参考文献(9)の関連個所を読んでおくこと。 |
12 |
鎖国期の日本と外交文書(2)朝鮮通信使と文書 [準備]参考文献(10)の関連個所を読んでおくこと。 |
13 |
漢文文書と満州語文書:ネルチンスク条約をめぐって [準備]参考文献(11)の関連個所を読んでおくこと。 |
14 |
学習内容の整理 [準備]第1回から第13回までの授業内容を復習しておくこと。 |
15 |
総括と補足 [準備]第1回から第13回までの授業内容を復習しておくこと。 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | (1)小林伸二 『春秋時代の軍事と外交 (汲古叢書121)』 汲古書院 2015年 第1版 (2)栗原朋信 『秦漢史の研究』 吉川弘文館 1969年 第3版 (3)金子修一 『隋唐の国際秩序と東アジア (歴史学叢書10)』 名著刊行会 2001年 第1版 (4)河上麻由子 『古代アジア世界の対外交渉と仏教 (山川モノグラフ23)』 山川出版社 2011年 第1版 (5)廣瀬憲雄 『東アジアの国際秩序と古代日本』 吉川弘文館 2011年 第1版 (6)平田茂樹・遠藤隆俊(編) 『外交史料から10-14世紀を探る (東アジア海域叢書7)』 汲古書院 2013年 第1版 (7)藤善眞澄 『参天台五台山記の研究 (関西大学東西学術研究所叢刊26)』 福村出版 2006年 第1版 (8)森平雅彦 『「牒と咨のあいだ--高麗王と元中書省の往復文書」(『史淵』144)』 九州大学大学院人文科学研究院 2007年 第1版 (9)松浦 章 『江戸時代唐船による日中文化交流』 思文閣出版 2007年 第1版 (10)閔徳基 『前近代東アジアのなかの韓日関係』 早稲田大学出版部 1994年 第1版 (11)吉田金一 『近代露清関係史 (世界史研究双書16)』 近藤出版社 1974年 第1版 他の参考書は授業中に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(40%)、レポート(20%)、授業参画度(40%) |
オフィスアワー | 授業終了時 |