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科目名 平成28年度以降入学者 |
中等教育論 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
中等教育論 | ||||
教員名 | 阿部 武司 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 中等教育の現状と課題について考える |
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授業のねらい・到達目標 | 今日の日本の中等教育は我が国の近代教育史上において全く新しい局面に至っている。画一的知識習得型教育から情報発信型教育への変革が求められているが、未だ実践が追いついていない。今や欧米の工業化社会に追いつき追い越せの段階を越えて、国民一人一人の主体的な自立が求められる「創造の時代」にある。それには教師の意識改革が急務であり、自らの《在り方・生き方》を自問自答することが第一に求められている。「何を覚えたか」を越えて、「何が言えるか・何が行えるか」を問い続けたい。 |
授業の方法 | 一方通行の講義形式の授業は可能な限り避けたい。授業の在り方の基本は生徒と教師との不断の対話にある。そこで、実際の望ましい授業の姿を求め、自らの《在り方・生き方》を問う相互交流の授業を進めて行きたい。容易に答えの出ない《疑問》や、正解が一つとは限らない《問い》を抱き続け、《自らに問い続ける》ことが『学びの要諦』であることに触れたい。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 一市民を育成するという究極の目標に向けて、具体的には何が問われ、どのような解があるのか、学生と共に考察していきたい。毎日の政治・経済・社会・教育のニュースに常に関心を持ち、足元の日常生活を大切にして欲しい。学びの課題はそこに潜んでいる。学生諸君の抱く疑問や意見を大切に扱い、対話を深めながら授業を進めて行く。毎時間ごとに、事前学習の「課題」を提示し、自分なりの<解>をもって授業に臨んで欲しい。多様な意見や価値観を確認し、事後学習に繋げていけるような授業を目指したい。 |
授業計画 | |
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1 |
中等教育の現状と課題(1)(総論ー問題の所在) (課題①)「学びへの出立ー学びの道筋」 |
2 |
中等教育の現状と課題(2)(二極化する中等教育ー進学指導と生徒指導と) (課題②)「高等学校を取り巻く現状と課題(中教審報告)」 |
3 |
産業主義社会と中等教育(1)(欲望と承認の日本近代教育史) (課題③)「受験教育に翻弄される人々」 |
4 |
産業主義社会と中等教育(2)(選抜教育と<学び>の崩壊) (課題④)「健陀多の生きざまを考える」 |
5 |
産業主義社会と中等教育(3)(教師の<生徒へのまなざし>の意味) (課題⑤)「教師に求められる生徒観」 |
6 |
競争社会と学校(1)(教師に求められる教育観ー人間観・世界観) (課題⑥)「教科教育・生徒指導の実際」 |
7 |
競争社会と学校(2)(反・非社会的問題行動の捉え方 (課題⑦)「生徒指導の実際と課題」 |
8 |
ポスト産業主義社会と学校(1)(求められる<学力>のゆくえ) (課題⑧)「アクティヴ・ラーニングについて」 |
9 |
ポスト産業主義社会と学校(2)(金融資本主義とグローバル社会) (課題⑨)「認知能力と非認知能力と」 |
10 |
家庭・学校・社会(1)(学校教育の可能性と限界・連携の意味) (課題⑩)「プロフェッショナルの仕事の流儀」 |
11 |
家庭・学校・社会(2)(社会における<教育>の可能性) (課題⑪「職業と生きがい」 |
12 |
中等教育に於ける教師の役割(1)(産業と教育) (課題⑫)「職業教育と社会生活」 |
13 |
中等教育に於ける教師の役割(2)(国家・企業・市民と教育) (課題⑬)「教育のあり方に働く意志」 |
14 |
学習内容の確認(これからの中等教育と教師に求められるもの) (課題⑭)「教師への道筋」 |
15 | 総括・拾遺・展望 |
その他 | |
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教科書 | 事前学習課題・レジュメ・資料配布 |
参考書 | 授業を進めながら逐次紹介する |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(50%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(20%) この授業は《自ら考え、そして自分を発見する授業》である。学生諸君の意見交換を重視し、また毎回コメントシートの提出を求める。その内容は成績評価に組み込まれる。 |
オフィスアワー | 授業内で、E-mailアドレスを伝える。メールにて質問等はいつでも大歓迎である。 |