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上代文学講義1

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平成28年度以降入学者 上代文学講義1
平成27年度以前入学者 上代文学講義1
教員名 梶川 信行
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 神々と『万葉集』
授業のねらい・到達目標 古代の人々にとって神々は、現代人と比べ、もっと身近な存在だったと考えられる。たとえば、政治はマツリゴトと言われるが、それはまさに神を祀ることだった。律令制では、現代の内閣に相当する太政官に優先するのが神祇官であって、地方の行政も「祀社」が第一の職掌だった。そうした社会を基盤として生まれた『万葉集』の中にも、さまざまな形で神々の姿が窺える。本講義では、神々に注目することを通して、『万葉集』を読み解いてみたいと思う。それは、古代の歌とはどのようなものかという、その本質に迫る方法の一つにほかならない。
授業の方法 プロジェクタを使い、さまざまな画像を見せつつ講義を行なう。また、授業中に小さな課題を与えることも考えている。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学習などの教材については、Blackboardに掲載する。
また、その日の講義の要点のまとめ等もBlackboardに載せておくので、復習に利用すること。
授業計画
1 ガイダンス 日本の神とは
2 古代の伊勢神宮
3 伊勢神宮と壬申の乱
4 斎宮と大伯皇女
5 天つ神と国つ神
6 難波宮と住吉大社
7 紀伊国と玉津嶋神社・日前宮
8 播磨国と住吉の神
9 遣唐使と住吉大社
10 遣唐使と開口神社
11 遣新羅使と広田神社
12 熟田津と伊佐爾波神社
13 大宰府と香椎宮
14 課題学習
15 まとめ
その他
教科書 鶴久・森山隆 『萬葉集』 おうふう 1972年
約4500首のすべてが載っていて、原文のあるものならば、指定した本でなくても構わない。
ただし、持ち運びの便、値段を考えた時、指定した本がもっとも合理的である。
参考書 必要に応じて、授業中に適宜指示する。また、Blackboardに提示することもある。
成績評価の方法及び基準 平常点(30%)、レポート(70%)
授業の内容を反映しないレポート、参考文献を丸写ししたレポートは、評価の対象としない。
なお、レポートの書き方、評価の方法などに関するプリントを6月頃Blackboardに掲載する予定である。
オフィスアワー 月・木・金。具体的な時間は開講時に伝える。

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