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初等多変量解析

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平成28年度以降入学者 初等多変量解析
平成27年度以前入学者 初等多変量解析
教員名 菅野 剛
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 社会科学のための初等多変量解析とデータ分析
授業のねらい・到達目標 例えば、自然を観察し、研究するためには、望遠鏡や顕微鏡が必要である。他方、私たちが世の中を見るには、社会調査と統計学が道具として役に立つ。統計学というとかたいイメージがあるが、数式の丸暗記の必要はない。背後にある考え方をたどっていく。社会科学や社会調査において用いられる具体例をひもときながら、データの分析手法を学ぶ。<「社会調査士コース」の必修7科目の1科目。「社会調査士」取得希望者は、2年次に必ず履修し単位を修得しなければなりません>
授業の方法 具体的な適用例を示しつつ、分析の意味、意義を把握する。社会調査における統計学的な見方・考え方を身につける。理解を深めるために各種資料を用い、データ解析環境 R による作業例を示す。教室でPC(Mac/Windows)が利用できる場合はデータ解析環境 R による作業も行う。分析に用いるソフトウェアが R のようにオープンソースであることは、一生活用できる分析環境を整える上で、決定的に重要である。BlackBoardを用い、予習・受講・復習の際の資料閲覧に、PC(Mac/Windows)やタブレット端末を利用する場合がある。
履修条件 基礎統計学を履修していることが望ましい。受講者が多い場合、教室の最大収容人数を超えてしまうことがある。教室の変更が可能であれば対応できるが、不可能な場合、履修制限や抽選を行わざるをえない。このため、1回目の授業には必ず出席をすること。この授業においては、私語は厳禁とする。私語に対しては、退室指示や履修取り消しにて対応する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 毎回の積み重ねが大切なので、きちんと復習をすること。
授業計画
1 母集団、標本、点推定、区間推定、仮説検定
2 平均の差の検定
3 分散分析(1)
4 分散分析(2)
5 散布図と相関
6 重回帰分析(1)
7 重回帰分析(2)
8 重回帰分析(3)
9 重回帰分析(4)
10 パス解析
11 主成分分析と因子分析
12 クラスター分析
13 学習内容の整理
14 分析と課題学習
15 総まとめ
その他
教科書 大村平 『多変量解析のはなし:複雑さから本質を探る』 日科技連出版社 2006年
教科書以外に、補足・追加資料を配布して授業を行う。
参考書 ポール G.ホーエル 『初等統計学』 培風館 1981年 第4版
大村平 『統計解析のはなし:データに語らせるテクニック』 日科技連出版社 2006年
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、レポート(20%)、授業内テスト(60%)
オフィスアワー 授業終了時。
備考 前期開講「基礎統計学」の続きを行うので、「基礎統計学」を履修していることが望ましい。

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