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イギリス文学史1

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科目名
平成28年度以降入学者
イギリス文学史1
科目名
平成27年度以前入学者
イギリス文学史1
教員名 野呂 有子
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ イギリス文学における伝統の継承と創造性の問題について文学史の上から概観する。
授業のねらい・到達目標 イギリスの文学の黎明期から16世紀に至る主要な人物・作品・事項を概観し、イギリス文学における伝統の継承と創造性の問題について理解を深める。「文学史」という考え方がどのようにして確立されたかを理解することが到達目標となる。また、文学作品の解釈の方法、芝居の視方、作品が誕生した時代の歴史的・政治的・経済的状況などを考察し、作品誕生の必然的要件について考える習慣を学生が身につけるようになることを狙いとする。
授業の方法 英文のテキストを読みつつ、必要な資料をもとに、講師が様々な解説を加える。学生は授業で扱われる作品や作家について、随時、前もってある一定の長さのリポートを作成・提出することが要求される。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業内容はシラバスで示されているので、毎回、簡単に当該作家について事前に、書籍、インターネットなどで簡単に調べておくことが望ましい。
授業計画
1 ガイダンス、Beowulf (9th century)
2 Geoffrey Chaucer (1343-1400), The Canterbury Tales を中心に
3 Sir Thomas Malory (1410-1471), Morte Darthur (1469-1470)を中心に
4 Queen Elizabeth (1533-1603), Speech to the Troops at Tilbury を中心に
5 Sir Philip Sidney (1554-1586) , Defense of Poesie (1582?) 及び、妹 Pembroke 伯爵夫人との共訳「詩篇」を中心に
6 The English Bibles:ウィクリフ訳、ジュネーブ訳、リーマス=ドウェー訳、ジェームズ国王欽定訳、他
7 「詩篇」訳:カヴァーデイル訳、スターンホールド=ホプキンズ訳、他
8 Sir Thomas Wyatt (1503-1542) and Henry Howard (1517-1547) を中心に
9 Edmund Spenser (1552-1599), The Faerie Queene (1596) を中心に
10 William Shakespeare (1564-1616) の悲劇
11 William Shakespeare (1564-1616) の喜劇
12 William Shakespeare (1564-1616) の歴史劇
13 授業のまとめ
14 John Milton, Paradise Lost (1667) について課題提出
15 これまでの授業及び授業内試験、課題内容の総まとめ
その他
教科書 芹沢栄著『イギリス文学史』(開拓社)を使用する。さらに担当教師の用意したプリント等も使用。
参考書 吉田徹夫他編著 『いぎ』 金星堂 2011年 第1版
学生は参考書を強制的に購入する必要はない。
参考にあげた図書は、映画との関係でイギリスの歴史と文学を面白く分かりやすく扱っているので、
授業を難しく感じる学生は読んでみると良いかもしれない。
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、平常点(20%)、レポート(10%)、授業参画度(20%)
出席状況重視、日頃の学習態度重視、日頃の小テスト、リポート、試験結果などのデーターを総合して評価する。
オフィスアワー 野呂研究室にて毎水曜日お昼休みに行う。
備考 毎回、必ず辞書(英和)を携帯すること。授業開始時に毎回単語調べを行う。これを授業時に提出してもらい、評価の対象とする。

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