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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
地域政策論 | ||||
教員名 | 佐野 充 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | グローバル視点とローカル視点から地域をみる -グローバルな問題を解決する地域政策を考えると共に、暮らしに密着したローカルな問題を解決する地域政策を考える- |
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授業のねらい・到達目標 | 現代日本の都市と農村からなる地域では、低成長経済の状況、少子高齢化の進展などにより地域社会は疲弊している実態がある。第二次世界大戦後、日本の都市・農村は、発展、衰退、停滞の道を歩んできた。特に高度経済成長期以降の地域社会の変容は著しく、全てが発展し、暮らしは豊かになるはずであったが、オイルショック、リーマンショックを経験した現代は、まさに、混沌とした経済状況、不安定な生活から抜け出すことが困難な状況にあり、将来展望が開ける地域再生が必要とされる時代である。以上の認識にたって、日本の都市・農村からなる地域の発展(衰退・停滞)の過程、現代都市と農村に発現している課題を理解し、地域資源の活用、暮らしの安全・安心などを視点とした地域再生・まちづくりについての基礎的知識の習得を通して地域政策について学ぶ。 1.グローバル化する日本の現実を捉え、21世紀のグローバル社会を地理学の視点から展望する。 2.国境を超えたグローバルな地域関係を空間的重層構造の中で捉える地理学の意義を学ぶ。 3.グローバルな動きの中で形成されているローカルな問題を探る。 4.都市・地域が健全で、安全・安心な暮らしの場として発展していくための地域再生・まちづくりのあり方を理解する。 |
授業の方法 | テーマの基づき、デジタル画像・配付資料を用いて、講義する。随時、受講生の考えや評価を聞く(授業内課題と提出物)。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 各講義内容に沿って、配布物・指定された参考文献などを用いて、事前学習を行い授業にのぞむこと。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス;地域政策におけるグローバルとローカル |
2 | 21世紀のグローバル世界を探る;20世紀から続く地球規模の経済の長期的展開;超国家的地域経済圏 |
3 | 国境を超えたグローバルな地域関係;世界に於ける日本の位置づけ (レポート1) |
4 | グローバル化する日本の地域社会;グローバル都市の構造 |
5 | グローバル都市の都市政策:横浜の事例 (レポート2) |
6 | 地方創生;日本のローカル問題の所在 |
7 | 都市の発展・自立;地域経済の発展が都市の自立を呼ぶ(地方の時代-地方分権)(まちづくり三法) (レポート3) |
8 | 自治体経営とサブシディアリティー(補完性);地方自治体の政策決定と市民自治意識(自治体経営・市民自治) |
9 | 地域経済の全体像をいかにつかむか;地域経済の財・サービスなどの循環構造を捉える |
10 | 地方自治体の地方版総合戦略にはいかなる施策が必要か |
11 | 地域産業を活かす;域内経済の確立;域内での原材料確保の原則 (レポート4) |
12 | 地域間交流の重要性;得意分野を活かした相互補完関係の構築;広域連携モデル |
13 |
地域間競争と新たな技術革新;ローカル基盤からの成長戦略 (成績評価レポートの表紙配布) |
14 | 理解度の確認;グローバルな問題を解決する地域政策を考えると共に、暮らしに密着したローカルな問題を解決する地域政策を考える (成績評価レポート) |
15 |
総括;暮らしの場としての都市空間;市民が都市・地域に求めるものは? (成績評価レポート提出) |
その他 | |
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教科書 | 特に教科書は使用しない。 |
参考書 | ノックス・テイラー共編(藤田直晴訳編) 『世界都市の論理』 鹿島出版会 1997年 林良嗣・土井健司・加藤博和+国際交通安全学会 『都市のクオリティ・ストック』 鹿島出版会 2009年 その他の参考書は適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(10%)、レポート(40%)、授業参画度(20%)、成績評価用レポート(30%) 授業の進度に合わせての課題レポート4回。最終的な成績評価レポート1回。さらに,授業への積極的な参加度を加え,総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 水曜日:18:00-19:00 地理研究室A-407 |
備考 | 遅刻・欠席の目立つ学生は受講の取りやめを申し渡す。受講に不必要なものの教室内への持ち込みを極力控えてほしい。 |