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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
社会学演習
教員名 久保田 裕之
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 通年 履修区分 必修
授業テーマ 「家事」と「家庭生活」の社会学
授業のねらい・到達目標 これまで学んできた社会学の基礎的な考え方を確認したうえで、身近であるがゆえに普段考えることの少ない「家事」と「家庭生活」というテーマから自由に研究課題を設定して調査研究を体験する。具体的には、聞き取り調査/雑誌記事分析/アンケート調査といった社会学的な調査方法をごく簡単な形で実際に行いながら、学期ごとにパワーポイントを使用したグループ研究報告を行うことを通じて、社会学的な研究計画の立案の仕方を習得する。
授業の方法 原則として、「生活構造論」および「家族社会学1」の講義と平行して、4名程度でのグループワークを中心とした演習形式で授業を行うい、グループ毎に研究報告を行う。前期は、文献の読み方・読書ノートの作り方、図書・文献の検索方法、および、質的調査の方法を学び、パワーポイントでの研究報告を行う。後期は、夏休みの間にグループ毎に分担した課題文献の報告、新聞記事分析の方法、および、近親者を対象としたごく簡単なアンケート調査を実施し、前期と同様パワーポイントを用いた研究報告を行う。
履修条件 セレクションの結果受講を認められた社会学科2年生。また、「生活構造論」および「家族社会学1」を併せて受講できること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 前期・後期ともに各学期の時間割を元に、週に1コマ(90分)程度のグループワークの時間を確保し、1)文献報告、2)調査計画の設計、3)調査結果の分析・報告に向けた準備を行う。
授業計画
1 前学期ガイダンス:前期班分け/スケジュールの確認
2 文献検索の方法(1):OPAC
3 文献検索の方法(2):Cinii
4 基礎文献の講読(1):社会学
5 基礎文献の講読(2):家族論
6 基礎文献の講読(3):家事論
7 インタビュー調査の方法(1):インタビュー調査の基礎
8 インタビュー調査の方法(2):インタビューの練習
9 インタビュー調査の方法(3):文字起こし
10 インタビュー調査の方法(4):質問項目の作成
11 質的分析の方法(1):語りを分類する
12 質的分析の方法(2):語りを解釈する
13 質的分析の方法(3):語りを分析する
14 (夏休み課題文献の分担)
15 前期グループ研究報告会(パワーポイント使用)
16 後学期ガイダンス:後期班分け/夏休み課題文献報告会
17 記事分析の方法(1):メディアの特性を知る
18 記事分析の方法(2):新聞記事データベースの活用
19 記事分析の方法(3):記事データ分析
20 アンケート調査の方法(1):アンケートの基礎
21 アンケート調査の方法(2):アンケート調査を体験する
22 アンケート調査の方法(3):量的調査と仮説
23 アンケート調査の方法(4):質問項目の作成
24 量的分析の方法(1):データの入力
25 量的分析の方法(2):基礎統計
26 量的分析の方法(3):クロス表と検定
27 研究報告会準備(1):グループワーク
28 研究報告会準備(2):グループワーク
29 (グループ評価書の執筆)
30 後期グループ研究報告会(パワーポイント使用)
その他
教科書 長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志 『社会学 (New Liberal Arts Selection)』 有斐閣 2007年
品田知美 『家事と家族の日常生活――主婦はなぜ暇にならなかったのか』 学文社 2007年
社会学の教科書、および基礎文献については、初回の授業までに入手しておくこと。ネットなどで古本を購入してもかまわないが、その場合は版の新しさに注意すること。基本文献については下に参考文献として挙げたもののほか、授業内で追って指示する。また、論文の書き方についての教科書も挙げておくので、持っていない受講生はこの機会に購入しておくこと。ネットなどで古本を購入してもかまわないが、その場合は版の新しさに注意すること。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(60%)、各学期末のグループ発表(40%)
グループ演習形式の授業なので、基本的には授業への参画(グループワーク+各種発表)60%に加えて、年度末に授業ないで行う研究発表(パワーポイントで10分程度)40%をもとに総合的に評価する。詳細は初回の授業ガイダンスで確認すること。
オフィスアワー 授業期間中の毎週水曜昼休み/毎週金曜昼休み
本館4階久保田研究室(H419)
備考 email: [email protected]
twitter: @hkubota_lecture

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