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科目名 | マーケティング論 | ||||
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教員名 | 佐野 充 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | マーケティングの視点から,都市・地域再生とまちづくりを解く |
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授業のねらい・到達目標 | 都市・地域の再生とまちづくりの展開と問題点を、マーケティングの理論を援用しつつ明らかにする。日本の地方都市では、中心市街地の停滞・衰退が問題化している。旧市街地に立地している中心商店街や駅前商店街などの20世紀まで商業・サービス機能の集積地域として、地域経済を支えてきた都市の顔が集客力を失い、経済、社会的に停滞・衰退を余儀なくされている状況にある。マーケティングの理念と諸理論を概観しつつ、中心市街地の停滞・衰退がまねいた負の都市問題をめぐる政策的対応の実態、解決を目的とした都市・地域再生とまちづくり戦略の現状とその担い手について、いくつかの事例を取り上げながら整理する。 |
授業の方法 | テーマに基づいて,配布資料・デジタル画像を用いて講義する。随時,受講生の考えや評価を聞く(授業内課題/提出物)。 |
履修条件 | 都市地理学を履修していることが望ましい。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 各講義内容に沿って,配布資料・紹介した参考文献を用いて事前学習を行い,授業にのぞむこと。 |
授業計画 | |
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1 | 都市・地域におけるマーケティングをいかに捉えるか |
2 | マーケティングの理念と諸理論;エリア・マーケティングとリージョナル・マーケティング |
3 |
都市の顔;中心市街地の発展と停滞・衰退;日本の高度経済成長期の商業と消費;モータリゼーションと所得向上 (レポート1) |
4 | 都市・地域活性化の議論;中心商店街を護る:大店法による大型店規制 |
5 | 中心商店街を再生する;大店法からまちづくり3法の制定まで |
6 | まちづくり3法とTMOの関係 |
7 | まちづくり3法の改正と地方都市のコンパクトシティ構想 (レポート2) |
8 | 中心市街地再生と経営戦略の課題と限界;再生手法の見直し |
9 | 暮らしの高度情報化による商業環境の変化;大型店撤退跡地と再利用 |
10 | 都市・地域に内在する地場資源の見直し;まち並みの観光資源化 (レポート3) |
11 | 見慣れた風景を地域産業化する;観光事業化による経済効果 |
12 | レジャー・余暇活動とマーケティング;日帰り観光の位置づけ、ディズニーランドのマーケティング (レポート4) |
13 | ライフスタイルの変化と買い物行動の変化:郊外ショッピングセンター、コンビニ、駅ビル・駅ナカの使い分けと集客力 |
14 | 理解度の確認;都市・地域再生、まちづくりとマーケティング |
15 | 総括;マーケティング調査には地理的知識とセンスが重要 |
その他 | |
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参考書 | 塩沢由典・小長谷一之 『まちづくりと創造都市―基礎と応用』 晃洋書房 2013年 第1版 佐藤俊雄 『現代 観光事業論』 同友館 2009年 第1版 授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(40%)、レポート(40%)、授業参画度(20%) 授業の進度に合わせての課題レポート4回。最終的な成績評価試験1回。さらに,授業への積極的な参加度を加え,総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 水曜日18:00-19:00(地理学研究室) |
備考 | 遅刻・欠席の目立つが学生は受講の取りやめを申し渡す。受講に不必要なものの教室内への持ち込みを極力控えてほしい。 |