教育制度論

授業テーマ	日本および諸外国の教育制度を知る
授業のねらい・到達目標	この授業では、教育制度を様々な角度から取り上げ、学校をめぐる社会・文化について考える機会としたい。日本および諸外国の教育制度を知ることで、私たちをとりまく教育の現在について考え、教育（制度）の可能性を考えることをねらいとする。また、教育に関する基本的な法規を扱い、教員採用試験に備える。
授業の方法	授業は、講義だけではなく、小レポートの作成、ＶＴＲの視聴、授業内での活動・意見交換等のグループワークも設ける予定であるため、積極的に参加することを望む。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	授業に臨む前にテキストの該当箇所を読み、「自分はどのように考えるか」ということを明らかにして授業に参加すること。

授業計画
1	授業の進め方、教育制度とは何か？
2	日本の教育制度　教育法規から考える教育（１）日本国憲法・教育基本法
3	日本の学校制度　教育法規から考える教育（２）「学校」とは
4	日本の学校制度　教育法規から考える教育（３）義務教育制度
5	「学校」という制度（１）　学校・学級内の制度
6	「学校」という制度（２）　学校選択制度
7	「学校」という制度（３）　学校内の組織と運営・潜在的なカリキュラム
8	「学校」という制度（４）　習熟度別学習・教育課程の改革
9	日本の戦後教育政策と教育制度
10	学習指導要領の変遷・教育行政制度
11	教育行政制度と教育改革
12	小テスト（授業内テスト）と学習内容の整理
13	世界の学校制度（１）アメリカ：自由の国アメリカ？アカウンタビリティ重視の教育改革
14	世界の学校制度（２）フィンランド：学力世界トップクラスの国の学校改革
15	世界の学校制度（３）イタリア：レッジョ・エミリアのアートの教育

その他
教科書	北野秋男編著『『わかりやすく学ぶ教育制度―課題と討論による授業の展開―』』啓明出版 2010年教科書は必ず購入すること（授業内小テストにおいても、教科書を参照して答える課題を出題する）。版に注意して購入すること（2010年版）。
参考書	授業中に、その都度指示する。
成績評価の方法及び基準	レポート(30%)、授業内テスト(40%)、授業内での活動、リアクション・ペーパー等(30%) 授業内での活動、リアクション・ペーパー（小レポート）、授業内テスト、最終レポート等で総合的に判断する。また、やむをえない事情により欠席する場合は、欠席届を必ず提出すること。欠席が3分の1以上の場合は、単位は原則として認めない。
オフィスアワー	基本的には、授業の前後の時間か、メールによる相談とする。初回の授業で詳細を指示する。
備考	受講者のニーズ・状況に応じてシラバスは変更することがある。