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科目名 | 理論・学説名著講読2 | ||||
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旧カリキュラム名 | 理論・学説名著講読2 | ||||
教員名 | 杉谷 武信 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 中根千枝の著作を読んで、日本社会の特徴を考察できる理論を学ぶ |
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授業のねらい・到達目標 | 中根千枝の『タテ社会の人間関係』(1967)は現代日本の特徴を「社会構造」という概念から考察した著作として有名です。 本授業では受講生各自がこの著作を読みながら、「場」や「タテ」組織、「単一社会」等、彼女が提示した重要な用語を学ぶことによって、各自が現代日本社会の現象について社会学的な説明ができるようにしたいと考えております。 この著作を通じて、特に日本の企業の特徴(日本的経営)や教育制度の特徴、またそれらの意義や問題点等をつかむことができると思います。 その他、受講生の関心に応じて、現代日本社会のあらゆる現象を理論的に説明できるようになると思います。 日本社会の特徴、あるいは社会学理論に関心のある学生は是非ともこの授業を受けて下さい。 |
授業の方法 | 演習と講義を組みあわせて授業を行う予定です。 |
履修条件 | なし。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 各自は必ず教科書を用意のうえ、私が授業中に指定した講読個所を読んだうえで授業に出席して下さい。 なお、受講者が少ない場合は、各自に講読個所について報告を実施してもらう予定です。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | まえがき・序論(その1) |
3 | まえがき・序論(その2) |
4 | 「場」による集団の特性(その1) |
5 | 「場」による集団の特性(その2) |
6 | 「場」による集団の特性(その3) |
7 | 「タテ」組織による序列の発達(その1) |
8 | 「タテ」組織による序列の発達(その2) |
9 | 「タテ」組織による全体像の構成 |
10 | 集団の構造的特色 |
11 | リーダーと集団の関係 |
12 | 人と人の関係 |
13 | レポート提出と小括 |
14 | 課題学習 |
15 | レポート講評と総括 |
その他 | |
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教科書 | 中根千枝 『タテ社会の人間関係』 講談社 1967年 『タテ社会の人間関係』は、日本社会の特徴を説明する理論書として、今なお極めて有効です。必ず持参のうえ授業に臨んで下さい。 |
参考書 | 青木保 『「日本文化論」の変容』 中央公論新社 1999年 尾高邦雄 『日本的経営』 中央公論社 1984年 中根千枝 『社会人類学』 講談社 2002年 中根千枝 『タテ社会の力学』 講談社 2009年 社会人類学について知りたい場合は『社会人類学』を、またタテ社会についてさらに考察を深めるさいは『タテ社会の力学』を併読されると良いと思います。 その他、日本的経営の特徴については尾高の『日本的経営』、『タテ社会の人間関係』を含めた日本文化論に感心がある場合は青木の『「日本文化論」の変容』を読むことを勧めます。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(40%) |
オフィスアワー | 本館2階講師室(あるいは教室)にて、授業開始前と終了後に質問を受け付けます。 |