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科目名 | ドイツ文学専門講義3 | ||||
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教員名 | 保坂 一夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 第2次世界大戦までの20世紀ドイツ(語)文学を概観し、その特色について考察する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 20世紀ドイツ文学は、2度の大戦を挟んでいることもあって、一括して概観することは不可能に近い。そこで、本年度は、第2次世界大戦までの前半について考察し、およその理解を得ることを目標とすることにする。前期は19世紀の伝統を継承する文学から始めることにする。 |
授業の方法 | 講義による。 |
履修条件 | 学科の規定による。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 聴講生には、多くの作家や作品に加えて文学的主張や文学運動に関心を持ち、可能な限り多くの作品に実際に触れることを求めたい。作品との接触無くして理解は成立しないからである。なお、講義の進行状況によって作品や文学運動の取り上げ方が前後する場合もあることを付記しておく。 |
授業計画 | |
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1 | 履修受付。オリエンテイション。19世紀文学の総括的理解。 |
2 |
20世紀ドイツ文学の出発。 ホーフマンスタールの『チャンドス卿の手紙』をめぐって。 |
3 |
手探りする文学的自我。 トーマス・マンの初期短編と『ブッデンブローク家の人々』。 |
4 |
新しい文学的自我の宣言。 『トーニオ・クレーガー』をめぐって。 |
5 |
放蕩息子の帰郷。 リルケの詩と『マルテの手記』。 |
6 |
青春の文学。 ヘルマン・ヘッセの文学。 |
7 |
伝統との対決。 『大公殿下』と『フェーリクス・クルルの告白』。 |
8 |
古典の再発見。 作家と伝統との関係について。ホーフマンスタールの場合。 |
9 |
作家と社会。 第1次世界大戦の捉え方をめぐって。 |
10 |
伝統への新しい対応。 フランツ・カフカの人間観と作品。 |
11 |
世界の表現は可能か(1)。 トーマス・マン、ローベルト・ムジールの例を中心に。 |
12 |
世界の表現は可能か(2)。 デーブリーンの世界。ヨーロッパ諸国との比較。 |
13 | 中間のまとめ。 |
14 | 文献によるまとめの確認調査。 |
15 | 捕捉と総括。 |
その他 | |
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教科書 | 特に挙げないが、必要に応じて作品や参考文献を推薦する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(90%)、授業参画度(10%) 作品に触れ、自らの言葉で考察しているか否かを基準とする。 |
オフィスアワー | 出校する火曜日の午後。事前に事務を通じて申し込むこと。 |